タレント発掘オーディション番組『アメリカン・アイドル』の第1シーズンで優勝し、02年から活躍している実力派ポップ・シンガーのケリー・クラークソン(29)。彼女はレズビアンなのか。本人が改めてそれに答えてくれた。しかし…。
デビュー・シングルは発売開始一週間でなんと25万枚近くの売上げを記録し、テンポのよいノリノリのポップ・ロックで、日本にもたくさんのファンがいるケリー。最近では激太りが話題になってしまっているが、歌唱力にさらにパンチが増し、歌手としての「成長」をうかがわせている。
だが彼女にまとわりつくのは、“レズビアンではないか” という噂。「まだ27歳よ。40代じゃないんだし、今は音楽のことで頭がいっぱい。シングル・ライフを謳歌するのみね」、「ボーイフレンドを作ることより、自分を磨くことの方がよほど大事よ」などと以前から発言していたが、レズビアン説についてはこのように否定していた。
「噂を否定するためにデートする気もないけれど、私はやっぱり男子が好き。もちろん女の子にグッと来ちゃうこともあるわ。そういうの、すごくホットで興奮する。でも、だからと言って夢中になるわけじゃない。やっぱり男子がいいわ。」
そしてこのほどABCのトーク番組『The View』に、最新アルバム『Stronger』のプロモーションを兼ねて出演したケリー。彼女はここで根強く残るレズ疑惑について、また違う釈明をしてみせた。
「私は小さな田舎町の出身なの。そこの同級生達は皆さっさと結婚して子供もいる、あるいはもうすぐママになるっていう状況よ。あの町では結婚していない若い女性=レズビアンか行き遅れのオールドメイド(=オールドミス)、ってことになっちゃうわけ。」
ケリーが高校生活までを送ったのは、テキサス州ダラスから南西に60キロほど離れた、バーレソンという町。有名な都市であるフォートワースの出身と示されているバイオグラフィを見かけるが、「その郊外よ」だそうだ。
「皆が代わる代わる私に、“なぜ結婚しないのか理解できない” って話し掛けてくる。それがウルサくて里帰りは結構シンドイわ」と締めくくったが、ボーイフレンドを作ることと結婚に全く興味がないその様子は、やはりレズ説を払しょくするには至らなかった。
だが、それはもうどうでもよい。シングルライフを謳歌してバリバリと働きたい若い女性には、田舎町の雰囲気は確かに辛かろう。「暮らしが」ではない、「人の目が」である。1度きりの大切な自分の人生、カリフォルニアの陽気で自由な空気の中で、ケリーは思い切り色々なことを楽しめば良いのだ。せっかく神様が、天性の歌唱力とオーディション番組優勝という「稀な強運」を授けてくれたのだから…。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)