イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】カニエ・ウェストとJay-Z、古いブルース歌手に「無断サンプリングだ! 」と訴えられる。

カニエ・ウェストとJay-Z が今年8月に発表した、大ヒットアルバム『Watch the Throne』に収録されている “The Joy”。しかし、この曲について高齢のブルース系ソウル・ミュージシャンが、「1967年の自分の曲を無断でサンプリングされた」とする訴えを起こした。

最近の盗作疑惑と言えば、レディー・ガガの “ボーン・ディス・ウェイ” がマドンナの “エクスプレス・ユアセルフ” あるいは “ヴォーグ” といった曲と酷似していると話題になったことが記憶に新しい。

ポップス、ヒップホップ、R&Bなど、いずれもほぼ共通のリズムで星の数ほどの曲が存在する今、徹底的にほじくり返せばどの曲にも1つや2つの似た曲が存在するように思えるが、盗作だと言われないよう他の作品との “重なり” を慎重に回避するのも音楽プロデューサーの大事な仕事。だが、今のヒップホップ界を代表するカニエ・ウェストとJay-Zという2人の名プロデューサーが、まさにソレで訴えられてしまった。

今年8月にカニエとJay-Zがコラボで発表したアルバム、『Watch the Throne』の中の “The Joy” という曲。1999年に他界したソウル・シンガー、カーティス・メイフィールドのヴォーカルをフィーチャーしたものだが、これにケチをつけたのは現在75歳のブルース・シンガー、シル・ジョンソン。「1967年の “Different Strokes” という曲を無断でサンプリングされた」として、このほどイリノイ州の連邦裁判所に訴状を提出したのだ。

ジョンソンの訴えでは、“The Joy” をプロデュースしたのはどうやらカニエで、カニエは昨年発表したアルバム『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』にその曲を収めようとして失敗し、Jay-Zとの『Watch the Throne』への収録にシフトしたと見ている。

ジョンソンは音楽プロデューサーでもあり、その抜群のドラムブレイクでこれまでにもウータン・クラン、M.C.ハマー、キッド・ロック、サイプレス・ヒル、ゲットー・ボーイズ、マイケル・ジャクソンといった多数のアーティストの楽曲に影響を与えて来た。

だが毎度のように「無断でサンプリングされた」と騒ぎ、億単位の賠償金を求め訴えを起こしているため、思い込みが激しく懐が狭いとして業界ではちょっとした嫌われ者である。75歳という高齢でカニエやJay-Zを敵に回そうとする度胸と血気は、大したものだと認めざるを得ないが…。

※ 両者を比較してみたいとおっしゃる方はYouTubeでどうぞ。
・シル・ジョンソンの “Different Strokes”は

・Jay-Zとカニエ・ウェストによる “The Joy” は

(TechinsightJapan編集部 Joy横手)