女の子たちはコスメ、ジュエリー、おしゃれ雑貨がとにかく好き。もしもそこに “Lady Gaga” の文字が記された商品を見つけたら、思わず買ってしまう？　彼女の名を勝手に使用したメーカーが、このほどガガに訴えられた。

『NYデイリーニューズ』他複数のメディアが報じているところによれば、ガガとその弁護士団が訴えたのは “Excite Worldwide LLC” という会社。名前を「無断で」使用されたことより、使われたこと自体に腹を立てている模様だ。

同社はコスメやジュエリーの他にもタオルやキーホルダー、キャンドルやタトゥーといった雑貨も手掛けており、ガガ関連の商品を今後もどんどん製造するつもりでいたらしく、商品の登録商標に「Lady Gaga by Design」というフレーズを付けたことが良くなかった。

ガガと弁護士団は「商品開発に全く関与していない」とカンカンだが、彼らがNYマンハッタン最高裁判所に提出した書類によれば、ガガが設立した “Ate My Heart, Inc.” という会社だけがLady Gagaの文字を商品に使用することが許されると主張。ポスター、ウェブサイトといった目に見えるものはもちろんだが、着メロ、チャットルーム、ライヴ演奏、そうした全てのものについて連邦政府への特許登録を済ませており、同社が全ての権利を所有するとしている。

ガガの知名度がもたらした商品の売り上げ。そして、その後に訴えられて請求される莫大な損害賠償金額。裁判や弁護士の費用だってハンパではない。それを承知の上で使用してしまった “Lady Gaga” の文字だが、見合うだけの爆発的な売り上げはあったのだろうか。少しばかりそれが気になる。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）