イタすぎるセレブ達

writer : kohara

【イタすぎるセレブ達】歌手カイリー・ミノーグが、名誉博士号を取得! 乳がん撲滅活動の功績が評価される。

オーストラリア出身の歌手カイリー・ミノーグ(43)が、英国エセックス州にあるアングリア・ラスキン大学より健康科学の名誉博士号を授与された。

1980年代に大ブレイクした歌姫カイリー・ミノーグも43歳。その衰えぬ美しさと美声でいまなお多くのファンを魅了し続けるカイリーであるが、2005年5月には乳がんとの診断を受け、当時多くのファンとメディアが大変な衝撃を受けた。同月に手術を受けた彼女は見事な回復ぶりをみせ、闘病経験をメディアなどを通じて語り続けた結果、多くの若い女性が「私も検査を受けてみよう!」という勇気を得られたと言われている。彼女がもたらしたその効果を「カイリー・エフェクト(カイリー効果)」と呼ぶ医師が多いことを、後にフランスの政治家が語り話題にもなった。

カイリーの乳がんが発見されて早6年。治療の甲斐あって翌年には完治を宣告されたカイリーは、今や乳がん撲滅キャンペーンを精力的に行っていることでも知られている。その功績を高く評価したアングリア・ラスキン大学は、カイリーに健康科学における名誉博士号を授与。1858年に創立された伝統あるアングリア・ラスキン大学からの名誉ある博士号を授与されることとなったカイリーは、これまでブロンドだった髪をブルネットに染め、颯爽と会場に現れた。大学副総長であるマイケル・ソーン博士は名誉学位を受けた参列者らに対し、

「名誉学位を授与された皆さんが、当大学の卒業生らの模範となってくださいますよう、望んでおります。」

と祝辞を述べた。

乳がんにより死去したセレブは数多い。歌手ポール・マッカートニーの妻であったリンダは56歳で、女優イングリッド・バーグマンは67歳で、チャールズ・ブロンソンの妻で女優でもあったジル・アイアランドは54歳という若さで乳がんのため逝去しているが、彼女達が我々に遺したのは優れた映画や音楽だけではない。乳がんに対する正しい知識や検査がいかに大切なのかも、彼女達は教えてくれているのではないだろうか。また実際に早期発見、早期治療により完全復活を果たしたカイリーら多くの女性セレブ達は、我々に「さあ勇気を出して、がんを見つけましょう、そして治療を乗り越えて私達のようにまた健康な生活を送りましょう!」とメッセージを送り続けてくれている。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)