俳優キアヌ・リーブス(47)が路上に駐車していた愛車のバイクに別の車がバックしてきてぶつかり、警察を呼ぶちょっとした騒ぎが起きた。キアヌにケガはなく、バイクにも大きな損傷はなかった。
キアヌがとんだ災難にあった。愛車のクラシックバイク『1973年型 Norton Commando 750』に乗って6日、ビバリーヒルズにあるメディカルオフィスを尋ねた際、路上にバイクを停めたキアヌ。用事を済ませて帰って来てみると、となりの路上駐車スペースに『メルセデスベンツGLK SUV』車を停めようとしていた女性ドライバーが、彼のバイクに向かってバックしクラッシュしたという。
その後、その場にいた別の目撃者が警察を呼んだようだ。かけつけたビバリーヒルズ警察は、キアヌと女性ドライバーに事情聴取しバイクの損傷具合などを詳しく聞き取ったという。キアヌのバイクは幸いなことに、ボディの表面への擦り傷だけで済んだ。
現場には、キアヌが警察官とやり取りする様子を見物する人だかりができパパラッチ達もやってきた。その様子をとらえたのが上の写真である。芸能サイト『TMZ』もキアヌの様子をビデオで撮影していたが、リポーターの「バイクは大丈夫、キアヌ?」という問いかけには一切答えず、いつものミステリアスなまなざしでヘルメットをかぶり、バイクのエンジンをかけること数回。3回目にようやくエンジンがかかると、バイクにまたがって帰って行った。
それにしてもキアヌの服装といったら、すり切れたジーンズにミリタリーブーツ、カーキ色のジャケットを羽織ってメッセンジャーバッグをたすきがけ。サングラスにヘルメットを取ったとしても、相変わらずあのムサい無精髭はそのままで「禅僧」のよう。
昨年6月にはうつろな顔をし、公園でホームレスと一緒にパンをかじるというスターらしからぬ彼の様子がパパラッチされ、「悲しそう。」「大丈夫?」などとファンに心配されていたキアヌ。その頃フェイスブック上ではファンにより「Cheer Up Keanu」というキアヌを励ますページが立ち上げられ、1万4000人の賛同者を集めていたという。
今回も、バイクをぶつけられてキレるどころか、うっすらスマイルを浮かべていたといい、どこかうつろな様子は相変わらずだったようだ。現在彼には、大ヒット映画『マトリックス』シリーズの続編製作の話も持ち上がっているし、来年公開の注目映画『47RONIN』では日本人俳優陣に交じって、忠臣蔵の四十七士に加わる「はぐれ者」を主演することになっているなど仕事も沢山舞い込んで来ているのだから、是非元気を出して欲しいものだ。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)