イタすぎるセレブ達

writer : kohara

【イタすぎるセレブ達】「あの入院がなければ死んでいた」。甦ったデミ・ロヴァート、摂食障害に悩むティーンに語りかける。

8月に19歳になったばかりの歌手デミ・ロヴァートが、全米で大人気のトークショー『The Ellen DeGeneres Show』に登場し、今後の夢を明るく語ったという。

新曲『Skyscraper』も大ヒットし前途洋洋と言われるデミ・ロヴァートであるが、この彼女にも辛い時期が長く続いていたことをご存知であろうか。彼女は摂食障害双極性障害に苦しみ、さらには自傷行為を繰り返すという苦悩に満ちた年月を乗り越えてきたのである。昨年はそんな苦しみから脱却しようと自らリハビリ施設にも入所。今年1月にめでたくリハビリ施設から退院したデミであるが、元気になった今は特に摂食障害で苦しむティーンに手を差し伸べたいと思っているらしく、今週放送予定の大人気トークショー『The Ellen DeGeneres Show』で語った今後の展望がすでに大きな話題となっている。

「今晩の夕食を食べようか悩んでいる13歳の女の子や朝食を減らしたほうが良いかと決めかねている18歳の女の子のために、『それって不健康だわ』と言ってあげる人になりたいわ。」

と語ったデミ。子供たちが不健康なダイエットの罠に陥らないよう手を差し伸べたいという姿勢は立派である。

「雑誌の表紙を飾るのはガリガリに痩せた女の子ばっかりだったでしょう? だから私もそうなりたいと望んでいたの。だけど若い女の子たちに、あんな(不健康に痩せた)姿を目指してほしくはないわね。」

そう語るデミはバックダンサーへの暴行事件で世間を騒がせ、一部ではコカイン依存が報道されるほどの落ちぶれようだった。全てが絶好調と思われていた彼女の生活が摂食障害などで一気に崩れリハビリ施設への入院を余儀なくされたが、デミは「あの入院がなければ今日ここにはいられなかったかもしれないし、もう死んでいたかも。」と語り司会のエレン・デジェネレスを驚かせている。

そんな苦労を経てきたからこそ「今度は私が10代の女の子たちのお手本になりたいの。」と明るく語るデミに、拍手をおくりたい。アメリカでは摂食障害で命を落とす若者があとを絶たないという報告がある。摂食障害で苦しむ若者たちが今の輝くデミを見て、「食べる勇気」を得ることを祈るばかりである。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)