ヒーローが助けにやってきた。カナダ人俳優のライアン・ゴズリングが、路上の喧嘩を止めに入っているところを偶然捉えた動画が大きな話題を呼んでいる。撮影された正確な日時は不明だが、8月20日にYouTubeへ投稿されたこの動画は、すでに28万回以上の再生回数を更新中。喧嘩を止めに入った人物が、ライアン本人であることに気付いた目撃者達が興奮する様子もおさめられている。
マンハッタンのイースト・ヴィレッジにある交差点の車道で、車が行き交う中にもかかわらず喧嘩が勃発。目撃者が撮影していたカメラは、男性が絵を持った初老の男性に掴みかかり喧嘩をしている様子を捉えていた。付近を通りがかっていた男性何人かが喧嘩を止めに入るものの、なかなか当事者達の興奮がおさまる気配は見えない。
するとそこへ背の高い人物が止めに入ってきた。青色の帽子を被り、青と白のストライプ模様のシャツを着たこの男性は持っていたカバンを地面に置いて当事者の間に割って入ると、二人を引き離し喧嘩を見事ストップ。しばらくして男性の正体が、ライアンであることに気付いた周囲の女性達も黄色い声を上げエキサイト。「ウソでしょ!?」という叫び声が飛び交った。この時、偶然にもライアンは付近の歩道を歩いていたのだ。
どうやら喧嘩が起きた原因は、初老の男性から、一方の男性が絵を取ろうとしたことが原因と見られている。ライアンが喧嘩していた当事者達を引き離し歩道に連れて行くと、二人に何があったのかと尋ねる様子も目撃されており、付近にいた目撃者の証言によれば「私の絵を盗もうとした。」と初老の男性が主張していたとのこと。
そこでライアンは、この絵の値段を尋ね、男性が絵の値段が10ドルであると答えると、ライアンはポケットからお金を取り出し男性に20ドルを渡したのだという。「お金が喧嘩の原因だったのでしょう? とっておいて。」と言い穏やかにその場を収め、まるでドラマに出てくるような一場面となった。
幸いにもこの喧嘩による負傷者などは出ておらず、ライアン自身も無事。警察への通報もなかった模様だ。なお今回の件については、ライアンの広報からコメントは出ていない。
(TechinsightJapan編集部 クローン中山)