イタすぎるセレブ達

writer : techinsight

【イタすぎるセレブ達】「鍵が開いていたから」。米有名女性キャスターの豪邸に1年住みついていたホームレス。

セレブの住む豪邸は、ホームレス達にも人気だ。日本人とのハーフで、米NBC放送のキャスターとして活躍していることで知られるアン・カリーの豪邸に、ホームレスが住みついていたことが分かった。およそ2億円以上するアンの家だが、彼女がカギを掛け忘れていたことをきっかけに、ホームレスは1年近く住んでいたという。

先週の土曜日、ニューヨークの「West 71st通り」に立地するアン・カリー所有の4階建て高級マンションで、ホームレスが1年近く住みついていたところを発見された。「この家には1年くらい住んでいたんだよ。」と語るホームレスは、同日の午前9時ごろ、やって来た8人の警察官によって、その住み慣れた隠れ家から「退去」させられた。

「男は玄関で寝ているところを捕まっただけであって、建物の中に完全に侵入していたわけではなかった。」と言うニューヨーク警察の温情ある判断により、ホームレスは逮捕には至らなかった。

ニューヨーク・ポスト紙が、このホームレスにインタビューを行ったところ、彼は実名と年齢を明かすのは拒否しながらも、アンがカギを掛け忘れていたことから、彼女の家に入り込んだことを告白。「俺はヤク中なわけじゃないし、単に住むところが無かっただけなんだ。」と住んでいた理由を主張し、昨年の冬のシーズンの大半をこのアンの家で過ごしていたことも明かし、「もし誰か家の管理を任せてくれるんだったら、喜んで戻るけどね。」とも語った。

もっとも、彼が1年近くもの間、周囲に気付かれず住み続けることができたのは、アンが同じマンションの隣人たちと揉めていたおかげと言えるかもしれない。

8年前の2003年に、アンは夫と共にこのマンションを購入し、大規模な改装工事を開始。しかし工事の騒音で隣人から90万ドルの損害をもとめる訴訟を起こされていた他、建築基準に抵触していたことから、5年前から工事がストップした状態になっていた。また隣人のほとんどは、このマンションから逃げ出しており、事実上の放置状態となっていたことから、彼は見付からずに済んだようなのだ。

現在、アン・カリーはアフリカへ取材のため出張中。この思わぬ「住人」が発見された「ニュース」について、キャスターである彼女の口からは、まだコメントは出ていない。
(TechinsightJapan編集部 クローン中山)