メル・ギブソン(55)との間に子供をもうけた元不倫相手といえば、ロシア人歌手のオクサナ・グリゴリエヴァ。順風満帆であったはずの2人の関係も、メルのDVなどであえなく崩壊し、すでに別々の道を歩んでいる。しかし今、メルはオクサナ側から多額の慰謝料を要求されており、再び『メルVSオクサナ』の構図が浮かび上がっている。
つい先日には、オクサナが以前の夫である俳優ティモシー・ダルトンとの間にもうけたアレキサンダー君が自宅で大怪我をしたニュースをお伝えしたばかりだが、今回はまたしてもアレキサンダー君がらみのニュースである。
オクサナに対するメルのDVが炸裂したのは、昨年1月のこと。ヒートアップした口論の末にオクサナの歯が2本折れるほどの暴力をふるったとされるメルであるが、その現場に不幸にも居合わせてしまったのがアレキサンダー君であった。
そのいさかいの最中にメルはこともあろうにアレキサンダー君にまで暴言を吐きまくり、アレキサンダー君はベッドの下にもぐりこみメルから隠れるほどの怯えようだったとオクサナは証言している。対するメルは、「オクサナが発狂し赤ん坊に危害を加える危険性があったため、顔をひっぱたいただけ」との主張をしていたはずであったが、今回のオクサナ証言が真実だとすれば、アレキサンダー君も事件の被害者であることは間違いない。
今回オクサナがアレキサンダー君の受けたトラウマに対して支払うよう訴えている額は、なんと50万ドル。日本円にしてなんと3800万円ほどの大金である。日本であれば家を一軒建てることのできる金額であり、これにはさすがのメルも真っ青になっているに違いない。「え、でもメルは大富豪なんでしょ?」と思う方も多いだろうが、とんでもない。彼は自身の所有する家屋などの支払いが滞納しているとして、昨年には訴訟まで起こされているのだ。
暴力、金銭問題、不倫と黒い話題ばかりが続いたため、一時はメルの映画界復帰は絶望的との報道も流れたが、どうにかこうにか復帰作となる『The Beaver』がアメリカで公開されホッとしたファンも多いことだろう。映画に対する評価は真っ二つに分かれ、興業収入で言えばかなり残念な結果になってしまった本作ではあるが、これをきっかけに再びメルにスクリーンで大暴れしてほしいと願わずにはいられない。大暴れするのは映画の中でだけにしてほしいものだ。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)