米国発!Breaking News

writer : techinsight

【米国発!Breaking News】宝石店で、77万円相当のダイヤモンドを犬が食べちゃった!(ジョージア州)

米南東部ジョージア州のアルバニーで、1万ドル(約77万円)相当のダイヤモンドの原石を、宝石店の飼い犬が食べてしまうという騒動があったが、後に無事回収された。

この犬の名前は、ハニー・バン(Honey Bun)といい、ポメラニアンのオス犬。アルバニーにあるジョン・ロス宝石店の「看板息子」として、普段から店の中を駆け回り、お客達に愛されていた。常連のお客の中には、ハニー・バンのために、おやつをバッグにしのばせて店にやってくる人もいたそうだ。

地元TV局『WALB』によると、事が起きたのは今月8日ごろのこと。オーナーのチャック・ロバーツさんが、デスクの上でルース・ダイヤモンド入りの袋4つを出し入れしている時に、お客が店を訪れた。チャックさんは接待のために椅子から立ち上がり、その場を少しの間外したが、帰って来てみるとデスクの上の袋の1つがなくなっていたという。袋にはそれぞれ、各1カラットの大きさのイヤリング用のダイヤモンド2つが入っており、1万ドル(約77万円)相当の価値があった。

辺りを見回すと、床には空の袋が1つ落ちており、すぐに飼い犬のハニー・バンを疑ったという。「良く見回しましたが、どこにもダイヤモンドは見つかりませんでした。だから、すぐにハニー・バンが食べたのではないかと思ったんです。」とチャックさん。

その後、チャックさんの妻で宝石店の共同オーナーであるアンさんが、通りの向かいにある獣医のもとへハニー・バンを連れて行き、レントゲンを撮るとお腹の中に2つの影が見えた。これで犬が飲みこんだことは間違いないと特定された。

しかしハニー・バンの健康を心配する暇もなく、翌日午後、2つのダイヤモンドはハニー・バンの排泄物に混じって無事に出てきたそうだ。ロバーツ夫妻はパニックになることもなかったという。「今までハニー・バンを叱ったことはありませんし、これからも叱りません。何故かって?ダイヤをデスクに置いて、席を立った私が悪いからです。」とチャックさんは語っている。

ハニー・バンの体から出て来たダイヤモンドのペアは、結局クオリティそのものがあまり良くないと判断され、きれいにクリーニングされたあと、サプライヤーの元に返品されたそうだ。ハニー・バンの健康状態も、以後全く問題はないとのことで、一件落着といったところである。

アメリカでは昨年1月にも、東部メリーランド州で宝石店のオーナーの飼っていたゴールデンレトリバーが、店の床に落ちた3カラット、2万ドル(約150万円)相当のダイヤモンドの石を食べてしまうというアクシデントが起きたが、その時も3日後に無事ダイヤが排泄されてきたという。ダイヤモンドは「女性のベストフレンド」とよく言われるが、犬の中にも、食べてしまうほどダイヤ好きな輩がいるとは、驚きである。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)