イタすぎるセレブ達

writer : techinsight

【イタすぎるセレブ達・番外編】米人気TVトークショーホスト、デヴィッド・レターマン氏にイスラム過激派から死の脅迫!

イスラム系過激派のウェブサイトに、米TVネットワークCBSの人気トーク番組『レイト・ショー・ウィズ・デヴィッド・レターマン』のホスト、デヴィッド・レターマン氏(64)を殺害するよう呼びかける脅迫文が投稿されたことが明らかになった。

TVトークショーのホストは面白おかしく司会をするのが仕事だが、このような恐ろしい脅迫を受けてはたまったものではないだろう。

イスラム過激派の動きをモニターしている私立の国際テロ組織研究団体『SITE Intelligence Group』(本部:米メリーランド州)は、イスラム過激派の国際ネットワーク「アルカイダ」からの米国向けメッセージが頻繁に投稿されるウェブサイト『Shumukh-al-Islam』に、レターマン氏向けの脅迫文が投稿されたことを発表した。『Shumukh-al-Islam』は、アルカイダのメンバー達の「情報センター」のようなもので、そこにはアルカイダの支持者達が頻繁にアクセスしているとのことだ。

Umar al-Basrawiと名乗る人物が書いた投稿の内容は、「この卑しいユダヤ人(=レターマン氏のこと、氏はユダヤ系ではなくプロテスタントである。)の舌を切り、永遠に黙らせよう。」などとレターマン氏を脅迫するもの。『SITE Intelligence Group』のアナリストが『Entertainment Weekly』誌に説明したところでは、「今までの同様な脅迫よりも、もっとずばり公然としていて直接ポイントを突いており、心配すべきもの。」とのことだ。

レターマン氏は最近、自身のトークショーの中で、今年6月の米軍の空爆によって、パキスタンで死亡したアルカイダ幹部のイリヤス・カシミリ容疑者について語った際に、首に横線を引くようなジェスチャーをし「(5月に米海軍特殊部隊によって射殺された)オサマ・ビンラディン容疑者の仲間入りをした。」などと語った。その時の様子が「イスラム主義とイスラム教徒に対する邪悪な本性と深い嫌悪を示している。」と、怒りを招いたようだ。

『SITE Intelligence Group』では、呼びかけに応じて、氏を本当に殺そうと思うジハーディスト(聖戦主義者)が現れかねないと見ており、投稿者についての情報をさらに集めると共に、レターマン氏に「熱狂的なファンに対するのと同じように、十分な注意を持って行動するよう」に呼びかけたという。CBSやレターマン氏からのコメントは出ていないが、FBI(米連邦捜査局)が捜査に動き出した。

同じような脅迫では昨年4月、米人気アニメ『サウスパーク』がイスラム教の預言者ムハンマドを揶揄したとして、槍玉に挙げられたことがある。同アニメのクリエーター、マット・ストーン氏とトレイ・パーカー氏が名指しで、イスラム過激派団体「レボリューション・ムスリム」(本部:ニューヨーク)のウェブサイト上で死の脅迫を受けたものだが、最新のムハンマドを描いたエピソードが内容を修正して放映されたこともあってか、結局何事も起きずに終わった。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)