コメディ俳優のアダム・サンドラー(44)が、新作映画の撮影で訪れていたマサチューセッツ州のレストランから、「ただ食い」をしたという不名誉な中傷を受けている。サンドラーが注文した食材のお金が未納だとレストラン側は憤慨、レストランの窓にサンドラーを中傷する貼り紙を出した。サンドラー側は「タダ食いはしていない」とレストラン側の訴えを否定している。
ボストンから北へ車で30分ほどの郊外にあるピーボディという小さな街で、コメディ俳優アンディ・サムバーグや、『ゴシップガール』の女優レイトン・ミースターらを共演者に迎え、自ら主演、プロデュースする新作コメディ映画『I Hate You, Dad(原題)』の撮影に入っていたサンドラー。このほど撮影地の地元のレストランから、ちょっと不名誉な訴えを名指しで受けてしまった。
ことの起こりは先月のこと、ピーボディにある小さなイタリアンレストラン『A Taste of Italy』に、サンドラーが経営するプロダクション『Happy Madison Productions』がキャストやスタッフのためのケータリングを注文したことに始まる。その時はレストランのオーナーはきちんと注文を納品し、サンドラー側からはお金もきちんと払われ、双方が満足したという。
しかし、レストランのオーナーは、その際にサンドラーのプロダクションのスタッフが、「来週、撮影セットで2回分のバーベキューをやるので、そのための食料を仕入れてくれないか」と頼まれたと主張。オーナーは2500ドル(約19万円)分もの大量の食材を仕入れてプロダクション側からの連絡を待っていたが、連絡は一度もなく、食材は無駄になってしまい、お金も払われていないというのだ。
憤慨したレストラン側は、「ADAM SANDLER ATE HERE AND NEVER PAID(アダム・サンドラーはここでタダ食いをした)」と手書きで大きく書いた紙をレストランの窓に貼り出し、地元ではちょっとした話題に。
『Happy Madison Productions』側が芸能サイト『TMZ』に伝えたところでは、「レストランにバーベキューの食材をケータリングしてくれと約束した覚えはない」ということだ。サンドラー自身も、レストランには一度も足を運んだことはないという。レストラン側も話題を呼びたいばかりに、サンドラーの名前を出して大げさに貼り紙をした可能性もあるといい、標的にされたサンドラーにしてみれば、とんだ迷惑かも!?
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)