人気ヒップホップ歌手のショーン・キングストン(21)が、5月末にマイアミで休暇中、ジェットスキーの衝突事故を起こして大ケガを負ったが、現在はすっかり回復。事故の際、一度のオープンハート手術を含む3度の手術を受けたことなど、生死の境をさまよった当時の状況を語った。
先月22日には、事故後初のライブをラッパーのニッキー・ミナージュと共に行い、ステージに完全復帰したキングストン。彼は5月29日に起きたジェットスキーの事故で、一時重体に陥っていたが、その後順調に回復、6月末に無事退院していた。
2日、『MTV』に出演し、5月の事故の様子について初めて語ったキングストン。「僕はオープンハート手術(胸骨を開けて行う心臓の手術)を1回、さらに別の手術を2回も受けた。」「生きるか死ぬかの状況だった。」と語った。
キングストンは事故後、実は一度病院から帰されたというが、左の胸に痛みを感じたため、病院に戻ったという。そして受けた検査の結果は、「大動脈が裂けていて、血が胸に溜まっている」というもので、そのため幾度も手術を受けることになった。胸の痛みに気がつかず、そのまま自宅に帰っていたら、今頃は死んでいたかもしれないというのだ。
キングストンは他にも、顎の骨折、手首の骨折、肋骨骨折、そして肺に水が入るなどの重傷を負っていたというが、現在の彼は奇跡的にも、「100%」の回復を遂げたそうだ。事故の当日、彼を救い出してくれた非番の沿岸警備隊員の男性の存在について、「彼は空にいたエンジェルみたいなもの。」と話した。キングストンは、この男性に感謝のEメールを送ったといい、将来実際に会ってお礼を言う予定だとしている。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)