ステージ4の喉頭がんをたった7か月前に克服したばかりの俳優マイケル・ダグラス(66)が、バカンス中のイタリアでタバコらしきものを吸っているところをパパラッチされ、衝撃が広がっている。しかも、妻の女優キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(41)も同じようにタバコを吸っていたようだ。
ショッキングな写真が撮られたのは、先月21日、夫妻が揃って約1か月のバカンスに出かけた風光明媚なイタリアのリビエラ地方の避暑地、ポルトヴェーネレ。夫妻がチャーターしたヨット上で、手すりにもたれかかり、ダグラスが何か手巻きタバコのようなものを口に、スパスパと煙を出している写真が『Star』誌に掲載された。
もしかしたら薬用のマリファナではないか、という指摘には「ダグラスのようながん克服患者は、“タバコ型”の煙を吸い込む形式のマリファナではなく、ピル形式で摂るべきだ」と指摘する専門家もいる。
ダグラスは、昨年8月に喉頭がんを患っていることを告白。その際は原因として、ストレスと以前のアルコール依存症、ヘビースモーキングが考えられると自ら語っていた。その後は愛する家族のために、過酷な抗がん剤と放射線治療に取り組み、一時は14kgも体重が減ったものの、今年1月にはがんが消えたことを発表、その後も順調な回復を見せ人々の賞賛を浴びていた。
そして今回はバカンス先でちょっとリラックスしたかったのだろうか、妻のゼタ=ジョーンズも、ダグラスの傍らでタバコをたしなむ姿がパパラッチされている。これでは副流煙によって、夫ダグラスが喫煙しているも同然。彼女は彼女で躁うつ病を患っており、病気になったのは夫のがん闘病から来る心労が原因だったはず。それなのに、なぜまたその心配事のもとを再発させるようなことをするのか、理解に苦しむ行動である。
米医療機関のリサーチ結果では、肺がん患者の中には、病気が明らかになった後も喫煙をやめられない人が18%もおり、肺がん患者の家族も、家族の闘病を知りながら喫煙を続けている人が25%もいるそうだ。このデータ通り、ダグラス夫妻もタバコが手放せないのかもしれないが、ここは子供達のためにも、すっぱりやめた方が身のためではないだろうか?
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)