金銭が絡むと、血の繋がった親子関係でさえ醜悪なものになる。今週の月曜日、デスティニーズ・チャイルド出身の歌姫として知られるビヨンセの父親が、彼女のお金を盗んだ疑いについて反論する訴えを起こしていたことが分かった。果たして事の真偽は如何に!?
今週、海外芸能ニュース「TMZ」が、ビヨンセの父親であるマシュー・ノウルズ氏が、娘から金銭を盗んだ疑いに反論する法的文書を入手したと報じている。彼女のマネージャーでもあったマシュー氏は、娘であるビヨンセのコンサートツアーに関係する金銭を盗んだ疑いがかかっていた。
ことのきっかけは、ビヨンセのコンサートツアーのプロモーションを担当していたライブ・ネイション・エンターテイメント社が、マシュー氏がビヨンセの金銭を盗んだのではないかと伝えたことに始まるとされる。
同社から「マシュー氏が、今年のコンサート関連の金銭もしくは彼女の資金に手をつけたのではないか。」との連絡を受けたビヨンセは、法律事務所に監査を依頼。この法律事務所は、マシュー氏が彼女から金銭を盗んだものと結論付けた。ビヨンセは同事務所の判断に基づき、今年の5月にマシュー氏をマネージャーから外している。
一方のマシュー氏は、娘から金銭を盗んだ疑いについては、真っ向から否定。マシュー氏の主張によれば、ライブ・ネイション・エンターテイメント社は、ビヨンセが2011年に開催したワールドツアーの儲けを狙っており、同社が彼女にマシュー氏が金銭を盗んだものと印象付けたのだとしている。
またマシュー氏は、ライブ・ネイション・エンターテイメント社がどのようにして、彼が金銭を盗んだものと判断するに至ったのかを調査したいとして、関係者から証言を得るための権利を要請している。
ビヨンセが父親をマネージャーから外した前代未聞の件については、かねてより憶測を呼んでいたが、今回のマシュー氏の訴えによりその状況が明らかとなった。なお、ビヨンセ側の広報および、ライブ・ネイション・エンターテイメント社のいずれからも、今回の件についてのコメントは出されていない。
(TechinsightJapan編集部 クローン中山)