デミ・ロヴァートといえば、ディズニー・チャンネルが生み出したアメリカのトップアイドルの一人。音楽活動にテレビ、映画への出演など、その成功には目を見張るものがある。しかしまだ18歳といううら若きデミが心に抱える問題は、ファンが想像する以上に大きいものらしい。自らの苦悩を、デミ本人がラジオ番組で激白した。
デミが出演したのはライアン・シークレストがホストをつとめるアメリカの人気ラジオ番組。今回は新曲『Skyscraper』のプロモーションのため登場したデミであるが、番組では自らの心の闇や問題についても触れていた。
「成長しなきゃなって点はおおいにあったわね。」
そう過去を振り返るデミは、今なお後悔してやまないことをあれこれやってしまったと正直に語る。デミといえばバックダンサーであったアレックス・ウェルチさんに暴行を加えた事件やリハブ入りという暗い話題ばかり目立つ昨今であったが、そういうニュースの陰で、双極性障害という精神疾患で苦しんでいたという事実もある。「半年前まであんなに恵まれていた私が今ではリハブ。私の人生、いったいどうなってしまったの?」と思い悩みながら、辛いクリスマスを過ごしたのだという。死のうという気持ちこそ起こらなかったものの、気持ちは深く沈みきっていたらしい。
現在は無事にリハブを退院したデミ。新曲『Skyscraper』は今日あるハッピーな自分に戻るまでの道のりの象徴ともいえるもので、特別な一曲とのこと。デミのTwitterでは友人であるセレーナ・ゴメスからも「すばらしくて美しい、聞いていて元気をもらえる曲だわ」という賞賛の言葉が贈られている。
数々のスキャンダラスな過去を踏み台にして、どうかデミがその美しい歌声で世界を明るくしてくれますように。新曲である『Skyscraper』は、しっとりとした実にすばらしい楽曲に仕上がっている。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)