2つの修士号を持ち、さらに博士課程を2つ修得予定と、「ハリウッド一高学歴な俳優」への道まっしぐらのジェームズ・フランコ（33）が、今度はアートの先生に？　彼がニューヨーク近代美術館（MoMA）でこの夏、アートのクラスを教えることが明らかになった。

フランコが受け持つのは、NYのモダンアートの殿堂、『ニューヨーク近代美術館（MoMA）』の分館で、より現代的かつ実験的な作品を展示する美術館『PS1』が無料で開いているサマースクール。クラスは8月中開かれる。

このクラス、「コンテンポラリーなアーティストや作家の実践方法について、対話形式でディスカッションを行なったり、レクチャーを行ったりする。」内容だといい、無料とはいえ、宿題も出る本格的なものだという。

フランコも出演した、政治活動家ハーヴェイ・ミルクの生涯を描いた伝記映画『ミルク』の監督、ガス・ヴァン・サント氏も講師の一人として参加。カリキュラムでは、フランコとヴァン・サント氏が共同で、故リヴァー・フェニックス主演の『マイ・プライベート・アイダホ』を再編集し直したオリジナル映画、『My Own Private River』のスクリーニングを行い、生徒達がディスカッションをすることなどが予定されている。

受講登録は28日にオンラインで受け付け開始されたが、すぐに定員一杯になってしまい、閉め切られてしまった模様だ。勉学に夢中過ぎて彼女にも振られてしまったフランコだが、大学講師、博士課程修得、アートの先生、とますます「勉学オタクの道」に深く分け入っていこうとしているようである。
（TechinsightJapan編集部 ブローン菜美）