23日に突如死去した歌手エイミー・ワインハウス(享年27)の家族が、悲しみのコメントをした。母のジャニスさんは「娘が死ぬのは時間の問題だったと思う。」と語った。
死のたった24時間前にエイミーに会ったという母親のジャニスさんは、『The Mirror』紙の取材にこう答えた。「娘が死ぬのは時間の問題だったと思う。」「最後に会った時は、ドラッグでハイになっているようだった。亡くなったのが突然のことなので、まだ実感がわかない。」
ジャニスさんは、エイミーがいつも「アイラブユー、マム」と一日の終わりに言っていたことばかりを思い出す、という。最後に会った22日にも、エイミーはいつもと同じように「アイラブユー」と言って別れたが、悲しくもそれが最後になってしまった。「彼女のアイラブユーの言葉を、私がこれから宝物にして行きます。最後に会えて良かった。」とジャニスさんは語る。
一方、エイミーの父で、タクシー運転手兼ジャズ歌手のミッチさんは、名門ジャズクラブ『ブルーノート』でデビュー公演をするために滞在していた米ニューヨークで、愛娘の悲報を聞いた。すっかり取り乱してしまったミッチさんは、泣きながら「これは現実のものとは思えない。私は打ちひしがれてしまったよ。」と語り、「次の飛行機で帰る。家に帰るよ。エイミーと一緒にいなければならない。」と、リハーサルまでした25日月曜日の公演をキャンセル。また気丈に「エイミーのためにも今は泣かない。家族が私を必要としているからね。しかしこれは圧倒される知らせだ。なんてショックなんだ。」と話し、エイミーの亡骸の待つロンドンへ向かった。
一方、エイミーの兄アレックスさんを含むワインハウス家は共同で24日、声明文を出して次のように亡きエイミーを偲んだ。
「私達家族は、エイミーを失ったことに打ちひしがれています。エイミーは素晴らしい娘で、妹で、姪でした。彼女の死は私達の生活にぽっかりと穴をあけてしまいました。私達は一緒になって、彼女を忘れないようにしたいと思います。このひどい悲しみの時に、プライバシーを尊重してくださるようお願い申し上げます。」
愛するエイミーの突然の死に、家族達は心の準備もままならず、大きな悲しみに襲われているに違いない。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)