カーダシアン三姉妹の末っ子、クロエ・カーダシアン(27)の夫、NBAロサンゼルス・レイカーズのラマー・オドム選手(31)を乗せた車が14日、ニューヨークのクイーンズで交通事故を起こし、事故に巻き込まれた15歳の少年が重体となっていたが、翌日少年が死亡していたことが分かった。オドム選手にケガはなく、クロエは同乗していなかった。
この事故は先週木曜日、いとこの葬式に出席するために出身地のクイーンズに里帰りしていたオドム選手が床屋に行くため、運転手付きのSUV車の後部座席に乗って出かけた時に起きたもの。車はオドム選手のホームタウン近く、ジャマイカ地区を走行中に、バイクに乗った人と衝突。バイクは衝撃で、通りがかった15歳のユーサス・イスラム君を玉突き状態ではねとばし、イスラム君は頭を打って重体、近くのエルムハースト病院に担ぎ込まれた。
バイクの運転手は打撲傷に加え、体中にかすり傷と足首の骨折だけで済んだというが、イスラム君は緊急手術を受けたものの、翌日の午後残念ながら死亡してしまった。『ニューヨーク・デイリーニューズ』紙によると、イスラム君の母親は息子の元に駆けつけることができたが、父親は一家の出身地であるバングラデシュにおり不在だったという。イスラム君は臓器提供の登録をしていたらしく、家族は悲しみのなかで少年の臓器を寄贈し、18日に葬儀が執り行われた。
これについてオドム選手は18日、「僕の思いと祈りは、亡くなった少年の家族と共にあります。」とお悔やみのツイート。しかし妻のクロエは当初、「夫と私はいつもエンジェルに守られているわ。私達を強さと愛で満たしてくれてありがとう。明日は約束されていないかもしれないもの。今日を生きましょう。」とちょっと自己中心的とも思われるツイートをしていた。
そこで実に364万人超のクロエのフォロワーのうち数人が、ツイッター上で、クロエを非難するような内容の投稿をしたらしい。クロエは怒り千万で「何も知らないくせに他人の人生を非難しないで! 夫と私は親戚の葬式のためにNYに行ってただけ。意味のない暴力にはムカつくわ!」とすぐに言い返した。
クロエはその後、怒りのあまり「きょうはツイッターを一日オフにするわ。ムカつくんだもの。」「ソーシャルメディアについての見方が変わったわ。」などともツイートし、一日平均30回以上は書き込んでいるツイッターから離れるようなそぶりを見せた。しかしその後すぐにツイッター上に復帰した彼女は、ようやく「私のハートと魂は傷の痛みを持つ全ての人々と共にあります。私達を守ってくれるエンジェル達にいつも祈りを捧げて。」と被害者に対するお悔やみをツイートした。
この事故、オドム選手の運転手が引き起こした事故であるため、オドム選手やクロエらに非は全くないと言えるが、人の死が関わっている時に、自己中心的ともとれる発言ばかりしていたクロエに、ツイッターのフォロワー達がいらいらをあらわにしたようだ。夫に非がなかったとしても、被害者に対してお悔やみの言葉をもっと早くツイートしていれば、こんなに叩かれることもなかったのでは? 要はクロエ、ちょっと空気が読めてなかったようである。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)