イタすぎるセレブ達

writer : techinsight

【イタすぎるセレブ達】海外セレブの豊胸事情、専門家はこう見る!<大きすぎるインプラントに後悔。手術を3度もやり直した、デニス・リチャーズ>

問題児俳優チャーリー・シーン(45)の元妻で、セクシー女優のデニス・リチャーズ(40)は、3度の豊胸術を経て、ようやく現在の控え目とも言えるサイズのバストに落ち着いたことで知られている。1度目、2度目の手術はリサーチ不足や、整形外科医の思い込みから、大きすぎるインプラントを入れられてしまい、激しく後悔したという。

ケヴィン・ベーコン、マット・ディロンらと共演したサスペンス映画『ワイルドシングス』では、女優ネーブ・キャンベルのレズの恋人役を演じ、ヌードでのハードな濡れ場で一躍有名になったリチャーズ。その後ボンドガールの一人として出演した映画『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』では、ピアーズ・ブロスナンのボンドを助ける核物理学者の「クリスマス・ジョーンズ」役を演じるものの、毎年「最低な映画」を讃えるゴールデンラズベリー賞・最低助演女優賞を受賞するという結果に終わっている。

女優としては「カラダで勝負」の域を出られなかったリチャーズだが、その「勝負ボディ」を手に入れるため、最初の豊胸手術を受けたのは19歳の時(90年)だと、ラジオ番組『The Howard Stern Show』の中で明らかにした。「当時の私の胸は板みたいに平らだった。ロスのルームメートが豊胸術を受けたばかりで、すごい胸を見せてくれたの。ワォ、“胸がなければ買えばいいんだわ”と思って、無分別に手術を受けちゃったわけ。」

2度目の手術を受けたのは、女優として活躍中の時、同じ90年代だったが、その時は担当の美容外科医とのコミュニケーションがうまくいかなかった。あろうことか、医師が「彼女は女優だから大きければ大きい方がいいだろう」と勝手に思い込み、彼女の細い体には大きすぎる「サイズD」のインプラントを入れられてしまったのだ。

リチャーズは2回目の手術前、医師にインプラントの大きさについて数回ものコンサルティングを受けたのに、手術室で勝手にサイズを変更されたと怒る。「医師は、私との面談の結果を聞かずに、彼が入れたかったサイズのモノを勝手に入れたのよ。」とツイッターで自己弁護した。

『007』出演後に、大きすぎるインプラントを、体格に合ったサイズに縮小する決心をしたリチャーズ。写真は09年、3度目の手術のかなり後、ハワイのマウイ島でバカンスを過ごす彼女だが、控え目なサイズの胸が、細い骨格に合っていて何の違和感もない。以前の手術については、「若気の至りで、よくリサーチをしなかった。大きな間違いを犯したわ。」と後悔しきり。「もしアナタが豊胸をするときは、自分で判断できる十分な年齢になってから。」そして「よくリサーチをすることね。」と彼女はアドバイスする。

それにしてもこのように豊胸手術を何回も受ける人はいるのだろうか。今回も“美乳”といえばこの方、「池田ゆう子クリニック」院長・池田優子先生にご登場いただいた。

-先生、今回のセレブ、リチャーズのように、何回も豊胸手術を受ける患者さんはいらっしゃいますか?

池田先生:「そうですね。他のクリニックでバッグを入れた後、私のクリニックにいらした方は何人もいらっしゃいますよ。私のクリニックではそのバッグを除去して、脂肪注入法で新たに豊胸しました。」

-明らかに大きすぎるバストになってしまったリチャーズの場合はまだしも、どうしてせっかく入れたバッグを除去するんですか。

池田先生:「実はバッグは、人工物であるがゆえに挿入直後から徐々に劣化が進んでいきます。そのため見た目にも不自然になってきたり、あるいは見た目は問題なくても胸部のレントゲン撮影を受ける際にバッグを入れているのがわかってしまうかと、検査をためらわれたりということがあるんですね。そのためバッグは除去して、バッグ式の欠点を避けられる脂肪注入法に切り換えるわけです。いずれにしましても必要ない手術は患者様にとって負担になりますから、避けたいですね。そのためにも、私のクリニックでは執刀医である私がカウンセリングを徹底して行っております。」

なるほど。リチャーズは自らリサーチ不足だったと認めているが、豊胸の方式についても、充分リサーチして臨みたいところだ。また医師が思い違いをすることのないよう、しっかりと詳細を確認しておきたいものだ。

リチャーズは、3度の手術の末に胸が落ち着いた後も、波瀾万丈な私生活で世間の注目を浴びたことはご存知の通り。コメディ映画『Good Advice(原題)』や『最‘狂’絶叫計画』で共演したチャーリー・シーンと02年に結婚し、長女サムちゃん(7)をもうけたが、次女ローラちゃん(6)を妊娠中に、シーンに三行半。彼のドラッグ常用やポルノ視聴癖などに加え、彼女を子供達の前で床に突き飛ばし「死んでしまえ」などと暴言を吐くなどのDVに耐えられなくなっての決断だった。

シーンとの離婚手続き中に、ボン・ジョヴィのギタリストのリッチー・サンボラと不倫。サンボラはリチャーズとの不倫が原因で、妻の女優ヘザー・ロックリアと離婚までしたが、そのサンボラとも破局。08年には、シーンとの離婚後のリチャーズの生活を描いたリアリティーTV番組『It’s Complicated』に主演したが、シーンが「2人の娘を出演させるな」とリチャーズを法廷で訴えた上、番組のボイコットを呼びかけ話題になった。

様々な波乱を経て、「人生は短いわ。コレだ、と思える男性に出会うまでは、楽しい時間をすごさなくちゃ。」と語るリチャーズ。先日、米国内から女の子の養子を迎えて世間をアッと言わせた。07年にガンで亡くなった母、ジョニーさんの名前をとって、「エロイーズ・ジョニー」と名付けられた赤ちゃんは、ヒドい父親の暴力を目の当たりにしてきたサムちゃん、ローラちゃんにとっても希望の光であろう。「オトコと豊胸は失敗したら何度でも修正よ!」とばかりに、リチャーズはシングルマザーとして力強く生きて行く決心をしたようだが、なるべくトラブルは避けたいのが本音ではないだろうか。少なくとも豊胸手術の失敗は避けられたはずなのだから。

※ 池田優子先生は、2002年3月渋谷に「池田ゆう子クリニック」を開院。過去5年で10,000件を超す手術を執刀するカリスマ・ドクター。カウンセリングからオペまでを院長自身が行う信頼感から、胸で悩む女性達の強い味方として現在の活躍に至っている。(HPはコチラ<http://www.ikeda-yuko.com/?lpomax=002>)
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)