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日本HP 堅牢筐体のモバイルPCやタブレットPC フルHD搭載モバイルワークステーションなど発表

日本HPは、ハードな環境でも動作する堅牢なモバイルPC、コストパフォーマンスを高めたタブレットPC、17.3インチ大画面モデル、高性能グラフィックスを搭載するモバイルワークステーションなど、多彩なラインアップを揃えた法人向けノートPCの新製品7機種を発表した。

「HP EliteBookシリーズ」は、加圧や落下のテストに加え、超低温(マイナス29℃)から高温(60℃)での動作や高度4,572メートルでの動作といった、米軍調達基準(MIL-STD-810G)をクリアするタフな筐体に、充実のセキュリティ機能を搭載した法人向けハイエンドノートPCである。

新製品として、12.5インチワイド液晶搭載のモバイルノートPC、タブレットスタイルでの利用もできる12.1インチ液晶搭載モバイルノートPC、高性能グラフィックスを採用した、14インチワイド、15.6インチワイド、17.3インチワイド液晶搭載のモバイルワークステーションがラインアップに加わった。

12.5インチワイド液晶ディスプレイを搭載したモバイルPC「2560p」は、ディスプレイ解像度がHD(1,366×768)に広がり、表計算ソフトなどで一覧できる表示領域が広がった。

2GBのメインメモリーと250GBのストレージを採用している。

マグネシウム合金とアルミニウムによる堅牢な筐体を採用しながら、約1.67kg(光学ドライブ非搭載モデル)と軽量で、毎日ノートPCを携帯するような職種に最適である。

HP EliteBook 2560p Notebook PCの価格は、178,500円(税込)からとなっている。

12.1インチ液晶タッチスクリーンを搭載した「2760p」は、最新世代のインテルCore i5-2540プロセッサーを採用することにより、グラフィックス機能を向上しつつ、従来モデル「2740p」よりも低価格を実現した。

ディスプレイを回転させてタブレットスタイルでの利用も可能で、メモやコメントをタッチペンや指先で即時に書き込むことができる。

2GBのメインメモリーを採用し、最大8GBまで拡張可能だ。ストレージは250GBのハードディスクを採用している。

対面での打合せや少人数の会議、プレゼンテーションといったシーン、学校や病院、工場、店舗などのキーボード入力が向かないロケーションなどで有効に活用できる。

HP EliteBook 2760p Tablet PCの価格は、178,500円(税込)からとなっている。

14.0インチワイド液晶搭載モデル「8460w/CT」は、AMD FirePro M3900グラフィックス、USB3.0、IEEE1394a、SRS Premium Soundなど充実の基本機能を備えながら、最小構成で15万円を切る価格を実現した。

価格は最小構成で141,750円(税込)からとなっている。

15.6インチワイド液晶搭載モデル「8560w/CT」は、NVIDIA Quadro1000Mまたは2000Mグラフィックスが搭載可能な、モバイルワークステーションのスタンダードモデルである。

ストレージとして、セキュアなSED HDDや高速なSSDを選択することも可能である。

価格は最小構成で168,000円(税込)からとなっている。

17.3インチワイド液晶搭載モデル「8760w」は、ハイエンドクラスのプロセッサーとグラフィックスを搭載する、モバイルワークステーションのフラッグシップモデルである。

フルHD(1,920×1080)表示に対応し、メモリー最大容量32GBなど、デスクトップ型に近い仕様を備え、正確な色彩表現を実現する「HP DreamColor」ディスプレイ搭載モデルも用意されている。

価格は最小構成で218,400円(税込)からとなっている。

各モデルの発売は、2011年6月23日から7月中旬にかけて順次行われる。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)