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シマンテック 複雑なVMware仮想化環境を容易に集中制御できる高可用性ソリューション「Symantec ApplicationHA」最新版を発表

クラウドと仮想化は、IT業界における一大トレンドであるが、その運用の現場についてはあまり知られていない。
物理マシンと仮想マシン、そしてそこで動作するアプリケーションは膨大な数に上り、クラウド事業者はそれらを集中して効率的に制御する必要がある。
そうしたソリューションが、シマンテックの「Symantec ApplicationHA(以下 ApplicationHA)」である。

今般発表されたApplicationHAの最新版では、VMware Site Recovery Manager(SRM)との統合により、ディザスタリカバリ機能を拡張すると共に、VMware vCenterの単一画面で数百に上るアプリケーションの監視と管理ができるダッシュボードを提供する。

ダウンタイム最小化を図るクラスタソリューションであるVeritas Cluster Serverテクノロジをベースとしており、VMware環境でのアプリケーションレベルの可視性、制御、リカバリを通じて、ビジネスクリティカルなアプリケーションに対する高可用性を提供する。

ApplicationHAはVMwareゲストOS上で稼働し、アプリケーションの不具合が生じた際は、アプリケーションと仮想マシンの両方、またはいずれか一方のリカバリと再起動を必要に応じて行う。

これによって企業は、ビジネスクリティカルなアプリケーションをVMwareゲストOS上に移行することができる。

IT担当者は単一のダッシュボードから、複数のゲストOSに跨って点在する数百に上るアプリケーションを一元的に監視できる。

仮想化環境の運用においては、物理マシンの管理者と、その上で動作する仮想マシンインスタンスの管理者は同一ではなく、どのインスタンスを誰が担当するかについては、極めて複雑な状況となっている。

汎用機全盛時代のように、ジョブ・プライオリティの制御によって運用することは難しく、サービス受益者にとって均一かつ安定した操作環境の提供が求められる。

本ソリューションは、クラウド事業者に管理容易性を提供するとともに、SLA遵守などのためにも有望なツールとなる。

参考価格は82,400円(税別:仮想マシン1台当たり)。販売開始は2011年6月17日からとなる。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)