「女の子にキスしちゃった!」と歌った娘に、眉をひそめる敬虔なクリスチャンの母親。歌姫ケイティ・ペリーの母、メアリー・ハドソンさんが新たに本を出版しようとしているが、その内容はポップ・スターの娘に対する批判に満ちているようだ。
夫キースさんと共にキリスト教の福音伝道者である母メアリーさんは、『NYポスト/Page Six』に「これはあくまでも信仰の回顧録であり、決して娘ケイティに関する暴露本ではありません」と主張している。
しかし娘ケイティは、今では世界を飛び回る一流のポップ・シンガー。歌詞だって淫猥なものもあり、露出度の高い胸元を強調したコスチュームやボンデージ、超ミニでステージに立ってしまう。そうしたことへの憤りを、メアリーさんはやはりその回顧録に記しているようだ。
“ケイティは扉の陰で肌の露出の多い猥らな衣装に着替え、飛び出して行きました。胸を出している娘の姿を見て、どこの母親が喜ぶものでしょうか。”
“賛美歌の影響を感じ取れないこともありません。でも、大衆を前に「女の子にキスしちゃった、すごく良かったわ」なんて歌う娘の姿に、私の胸は張り裂けそうになりました。ああいうのは肉欲の飢えに訴えかけるだけで、人の心や魂に栄養を与え豊かにするような曲とは呼べません。”
“I kissed a girl and I liked it, the taste of her cherry chapstick.” という『I Kissed A Girl』の歌詞。“cherry chapstick” というのは、刺激により充血した女性の大事な部分のこと。まぁ確かに、自分の娘であれば卒倒しそうな話である。
福音伝道者である敬虔なクリスチャンの両親に育てられ、あれこれ逆らううちにケイティはポップ・スターへの道を突き進んだ。そしてメアリーさんも、この本がよく売れたらそれは娘の知名度のお陰であろう。お互いの存在に感謝すべき状況と言えなくもない。
だがメディアが注目し、記述内容をもっとたくさん聞き出そうとしてメアリーさんへの取材に必死となっている今、夫でケイティの父キース・ハドソンさんは、「この話題についてずいぶんテンションが高くなっているようですね。もうやめにしてくれませんか」と迷惑宣言を放った。ヘタすれば両親の夫婦仲に亀裂が入る可能性も!?
両親の画像のみkeithhudson.orgより。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)