ギター良し、ドラム良し、ヴォーカルもまた良しで、米国ではティーンにも大変な人気を誇るロック・バンド「ストーン・サワー (Stone Sour)」。ホームタウンでもあるアイオワ州デモインでのコンサート中、ドラマーが脳梗塞を起こしていたことが分かった。
結成20年を迎えた今年、完全復活宣言のもと今年2月に来日を果たし、東京、横浜、名古屋、大阪で単独公演を行った「ストーン・サワー」。コリィ・テイラーの、男臭いエネルギッシュなヴォーカルに圧倒されたファンも多いはずだ。
2002年のアルバム『STONE SOUR』から、“Bother” が映画『スパイダーマン』で使用されて一躍有名になり、06年に『Come What(ever) May』が発売されると、来日して「サマーソニック2006」に出演した。
昨年8月に3rdアルバム『Audio Secrecy』を発表し、バンドは3月からは “Avalanche Tour 2011” というタイトルで全米各地を回っており、5月13日からはアイオワ州に入り、週末には彼らのホームタウンでもあるデモインでコンサートを開催した。
だがそこでドラムのロイ・マイヨルガ(写真・右から2人目)が著しい体調不良を訴え、脳卒中が疑われて病院へ急いだ。これにより、バンドのフロントマン、コリィ・テイラーはミシガン州、オハイオ州、イリノイ州で予定されていた残りのツアーの中止を決定。公式WEBサイトにて5月17日、このような声明を発表した。
“私たちのバンド・メイト、ドラマーのロイ・マイヨルガがデモインでのコンサート中に軽い脳梗塞を発症し、残念ながら今後のツアー日程をすべてキャンセルさせて頂くことになりました。ファンの皆さまには心からお詫びいたします。医師によればロイは大変順調で、100%の回復が見込めるとのことです。数か月後には元気になったロイと共に、皆さんの前で必ずまた演奏するつもりです。”
コリィ・テイラーは、マスクを付けてパフォーマンスするメタル・バンド、「スリップノット」のヴォーカリストでもあるが、そこでも昨年のちょうど今頃、薬物過剰摂取によりギタリストのポール・グレイがやはりデモインの地で他界していた。
テイラーの首には「死」という漢字のタトゥーが彫られている。いい加減そういう縁起の悪いものは除去してもらった方が良いのでは…!?
画像および参考:stonesour.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)