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レコードの音源をデジタル化できるUSBステレオターンテーブルを発売

音楽鑑賞のスタイルが、レコードからCDへ、そしてダウンロード音源へと変遷する中で、不幸にしてCD化されなかった音源も多数存在する。
ジャズの超マイナーLPや、70年代B級C級アイドルのシングルなどがそうした音源だが、こうした資産がレコードでしか聴けないのは不便である。
そこで、イメーションから、USB接続によりレコードの音源をデジタル化できるTDK Life on RecordブランドのXa Premium Series ステレオターンテーブル、SP-XA2002が発売される。

静音設計されたモーターとベルトによりターンテーブルの回転を制御する、ベルトドライブ方式を採用。モーターによるノイズがオーディオ信号に与える影響を低減する設計である。

また、ベーススタビライザーのサスペンション機構により、ターンテーブル外部で発生する振動の影響も最小限にとどめる。

回転数を常にモニタリングしながら、必要に応じて自動的にキャリブレーション(補正)を行う、回転自動補正機構を採用した。

USBケーブルをUSB出力端子に接続し、同梱のデジタル変換ソフトウェア”TDK Vinyl Recorder”(Windows対応)を使うと、簡単な操作でレコードのアナログデータをデジタルデータに変換することが可能である。

プレーヤー本体には、Xa Premium Seriesに共通するデザイン言語であるアルミダイキャストとアクリル樹脂を贅沢に使用。

さらに、これまでは単なるプラスチック製であったダストカバーにも本革を用いることにより、高いインテリア性を訴求。高級家具のような存在感を醸し出している。

RIAAイコライザー機能付きのMM型フォノプリアンプを内蔵。プリアンプON/OFFスイッチにより、入力機器側のフォノプリアンプ機能搭載/非搭載に関わらずレコード音源を楽しむことができる。

レコード用入力端子のないアンプであっても、空いている外部入力端子に繋げば、普通にレコードプレーヤーとして聴くことができる。

発売日は、2011年5月15日となっている。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)