被災地の避難住民あるいは家屋が壊れて補修が必要という方々に対し、国土交通省は今、地元紙などを通じて「悪徳業者の発生が懸念されます」と告げ、十分に気を付けるようにと呼びかけています。
　
同省は社会問題として度々話題に上っている法外な点検費、工事費などを請求する悪徳リフォーム業者が、今後東北地方沿岸部を拠点に暗躍する可能性があると指摘しており、家屋の補修にあたっては先ず、同省が専門相談窓口として指定した（財）住宅リフォーム・紛争処理支援センター（東京都千代田区）の「住まいるダイヤル」を利用するようにと訴えています。

同センターの専門員が現地で家屋の診断を無料で行い、どの程度の補修と費用が必要か、補助・融資といった支援制度、および業者選びの相談にのってくれるということですから安心です。

「住まいるダイヤル」
■被災地専用フリーダイヤル　0120－330－712
■一般ナビダイヤル　0570－016－100
■PHS、一部のIP電話からは　03－3556－5147
（日・祝日を除く午前10時から午後5時まで）

（財）住宅リフォーム・紛争処理支援センターのHP：http://www.chord.or.jp/

悪徳業者に騙されないよう注意することが一番ですが、万が一そうした業者と契約してしまい工事が始まった場合でも、被害届とその内容次第ではいつでも契約を解除できるといった、特別なクーリングオフ制度を併せて早急に検討して頂きたいものです。
（TechinsightJapan編集部　古瀬悦子）