こんにちは、占い鑑定士の飛鳥 銘です。
女性が男性を選ぶときには、年収や身長や職業や家柄などのスペック(パソコンみたいでイヤな表現ですが)を気にするのに対し、男性が女性を選ぶときには、「妻としてどうか」「婦徳があるか」くらいしか考えません。女性視点での「いい女」であるかどうかは基準にも入りません。
よって、ある程度の恋愛経験を積んだ男性なら、結婚したい女性かどうかは数ヶ月もつきあえば判断がつきます。ダメと判断した場合はどうするかというと、「逃げる」わけです。といっても遁走するわけではなくて、実に姑息な手段を使って逃げますので、その対処法について考えてみたいと思います。
ところで、平成生まれの人には信じられないかもしれませんが、昔のニューミュージックやJ-POPの女性アーティストは、音楽家であるのと同時に「恋愛アドバイザー」でもありました。
自分の恋愛がうまくいかなかったり、別れたりしたときに、ピッタリの曲を探してきて、その詩の世界に自分の状況を合わせて、気持ちを整理していたのです。
そんな中で、松任谷由実さんの「ふってあげる」という曲は、一時の気の迷いでつきあったけど、嫌気がさしたか飽きたかして、逃げようとする男性の心理をきっちり見抜いているすごい曲だと思います。
歌詞を書くわけにはいかないので、知らない方は歌詞検索サービスで調べていただくこととして、「この女とはもうつきあいたくない」「でも、自分からふって悪者になりたくない」「それはそれとして、愛想を尽かされた形になったら大いにメンツが傷つくので、なるべく自然解消に持って行きたい」といった感じの男が登場します。
それに対して、「そのご要望にきちんと応えてあげますよ。精神的には私の勝ち」といった内容です。
ただ、「自分から身を引く女の美学」を継承しているあたり、やはり松任谷由実さんは昭和の人だなとは思います。
これが平成に入って、時代は吉田美和さん(ドリカム)全盛になると、同じような状況でも対応はガラっと変わり、「嵐がくる」で歌われている世界は、優柔不断で逃げようとする男性にブチ切れ寸前で追い詰めていく内容に変わります。
どちらの態度を取っても、女性にとって得になることは何もないので、私からのアドバイスとしては、最初から毅然とした姿勢を見せて、「この女性にはいい加減な態度はとれない」ということを男性に分からせておくべきでしょう。
別に、横柄になれというわけではありませんが、人生にひたむきに取り組んでいる姿をきちんと表明しておく工夫が必要です。
好きだと言ってくれた恩義を過剰に感謝する必要はないでしょう。
余談ですが、音楽で恋愛指南をするというのは、私の見るところドリカムが最後の世代です。
現在では、大衆音楽は消耗品としての傾向がみられるので、代わりに恋愛科学とか恋愛指南の本がすごい勢いで出版されるようになったのだと思います。
それらも現在、中古書店で大量に溢れかえっていますので、恋愛結婚の指南のあり方も、これからどんどん変化していくでしょう。
どうぞ皆様ステキな週末とGWをお過ごしください。
(TechinsightJapan編集部 飛鳥 銘)