米テネシー州ナッシュビルで行われたレディー・ガガのコンサートを見に来ていた33歳のファンの女性が、心臓発作を起こしたが、無事蘇生し助かった。
レディー・ガガ見たさに、ファンが心臓発作を起こしてしまった? 米南部テネシー州ライレスに住むクリスタル・ソーントンさん(33)は、ガガの大ファンで、19日夜にナッシュビルのブリヂストン・アリーナで開かれるコンサートを楽しみに待っていた。しかし、会場でコンサートのオープニングアクトを見ている時に、あろうことか心臓発作を起こし、倒れてしまったという。
彼女の親友で、共にコンサートに来ていたクリスティーナ・タグマンさんは、CNNの取材に「彼女の呼吸が停止して、目をむいてしまい、けいれんをしはじめたの。“大丈夫?”という問いかけにも答えなくなっていた。」と恐怖の瞬間を語った。
タグマンさんはロビーに出て助けを求めた。ヴァンダービルト・メディカル・センターから救急救命士がすぐその場に来て、ソーントンさんが「意識不明で心停止状態」であることをすぐに確認。5分間、ポータブルの自動体外式除細動器(AED)による蘇生を行ったところ、幸いにも心臓が動き出したという。
その後、ソーントンさんは低体温治療による体内に血流を徐々に戻していく方法で、順調に回復。安定した状態を保っているというが、意識を取り戻した後に口にした言葉は「ガガのコンサートが見られなくて悔しい。」であったそうだ。心臓発作を起こしてまで、コンサートを見たいというこのファン魂を、ガガも大事にしてほしいものだ。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)