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【巨大地震・盛岡から】その12 盛岡のNPO法人、被災地の新生児と母親を受け入れ開始。

なぜこんな時にと思う、それは無情で冷たい雪が被災地を包んだ17日、警察、消防、自衛隊による生存者捜索活動がついに終了となりました。そのような中で、ひとつ明るい話題です。盛岡のNPO法人が、被災地の新生児と母親の受け入れを開始したことを、18日付の地元紙「岩手日報」が伝えています。

同紙によれば、この活動を開始したのは盛岡市のNPO法人「いわて子育てネット(村井軍一理事長)」で、使用される会場は市内の「サンセール盛岡」とのこと。17日には、さっそく宮古市から2組の親子を受け入れたそうです。

避難所では、“赤ちゃんの夜泣きが避難所では迷惑になる” と言って、外に出てばかりいるという親子も多く、これでは体調を崩しかねません。多くの方に、こうした支援体制があることを伝えたいものです。また今回の震災被害はとても広範囲であり、「いわて子育てネット」のような取組みがあちこちで始まることに期待したいものです。

「いわて子育てネット」の問い合わせ先は、019(652)8636とのこと。避難所に限らず、被災地の新生児から小学校低学年までの子とその家族を1カ月間受け入れ、希望者には盛岡市のアパートを用意したいということです。
(TechinsightJapan編集部 古瀬悦子)