東北巨大地震を受けて、ハリウッドスターの寄付金を集めるチャリティの動きがかなり活発になり始めた。レディー・ガガ(24)に加えて、俳優チャーリー・シーン(45)、女優サンドラ・ブロック(46)までもが日本への義援金チャリティに動き出した。
日本の地震へのチャリティでは、レディー・ガガの動きがもっとも早く、被災から24時間も立たないうちに「日本の為に祈りを」と書いたリストバンドを5ドル~105ドルで発売したが、その後リストバンドの売り上げが、販売後たった48時間で25万ドル(約2000万円)を記録したことが発表された。AFP通信では、48時間で5万本のリストバンドが売れたと発表しており、現在も販売数は増えつつあるという。ガガは「助けることが大事よ」と、“リトルモンスター”と呼ぶファン達に、引き続き寄付を呼びかけている。
私生活でのさまざまなトラブルから立ち直りつつある俳優チャーリー・シーン。CBSのTV番組『チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ』を数々の問題から解雇された後、新たな試みとして、来月2日から全米を回りトーク公演を展開する予定だった。そこでチャーリーは日本の大震災を受け、公演のチケット1枚の売り上げに付き、1ドルを赤十字社の日本向け義援金に寄付することを発表した。公演は『My Violent Torpedo of Truth/Defeat is Not An Option Show』と名付けられている。ポルノ女優を多数自宅に招いてのパーティや、ドラッグやアルコールに依存しての急病でTVの撮影に穴をあけるなどして、世間を騒がせ注目を浴びる中、この公演のチケットは発売後十数分で売り切れる程の人気。チケットの価格は35ドルから109ドル前後でデトロイト、シカゴを皮切りに少なくとも20都市以上を回る予定。薬物依存問題を断ち切り「勝つ」ことを意味する「Winning!」という言葉を、近頃TVで連発しているチャーリー。大震災でダメージを受けた日本にも「ウィニング」してほしいと願いを込めた。
一方、オスカー女優のサンドラ・ブロックも、赤十字社を通じて100万ドル(約8000万円)を寄付したことが明らかになった。サンドラは昨年1月にも、ハイチ大地震の災害援助のため「国境なき医師団」に同じ金額を寄付している。CNNでは、寄付主の分かっている赤十字社への寄付金の中では、サンドラのものが最も高額であると報じている。赤十字社では「サンドラの寄付にとても感謝している。日本で緊急の助けを求める多くの人にとって、必要な援助と物資を提供するために、こうした寄付は絶対的に重要なものだ」と声明文を出した。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)