米国発!Breaking News

writer : techinsight

【米国発!Breaking News】安楽死させられた捨て犬、ゴミ捨て場で生き返り「奇跡のサバイバー犬」として話題に。(オクラホマ)

米南西部のオクラホマ州で、動物保護施設の前に捨てられていた子犬(=写真)が安楽死処分となったが、死んだと思って処分されたゴミ箱の中で生き返っていたところを発見された。ニュースはインターネットを通じて全米やカナダまで広まり、「奇跡のサバイバー犬」を引き取りたいという問い合わせが相次いでいるという。

この子犬は生まれてたったの3ヵ月。先月18日、他の5匹の子犬とともに、檻に入れられオクラホマ州サルファーの動物保護シェルターの前に捨てられていた。

6匹ともやせ細って病気に見えたことから、シェルターには収容出来ないと判断され、獣医のもと安楽死処分となった。6匹とも死亡が確認されてからダンプスター(大型ごみ収集箱)に廃棄されたが、なぜかその晩に収集車が引き取りに現れず、そのまま放置されること一日。翌日箱の中を確認したシェルター職員が、死んだはずの子犬のうちの1匹が生き返っているのを見つけ、獣医が健康状態をチェックしたところ、何も問題がないことがわかった。

ピクサーのアニメ映画にちなんで「ウォーリー(WALL-E)」と名付けられたこの子犬。シェルター職員のスコット・プロールさんは「天使かもしれない」と地元TV局のインタビューに語る。プロールさんはシェルターの前に捨てられていたウォーリーを見つけた張本人。

ウォーリーの話題は、獣医のスタッフがネットで「奇跡のサバイバル」ストーリーとして紹介したところ、全米に広まり、遠くはカナダからも引き取りたいという問い合わせが殺到した。プロールさんは「ウォーリーは特別な犬だから、特別に良い家庭に引き取られてほしい」と話している。全米では年間約400万頭の犬が安楽死の憂き目に遭っており、ウォーリーを診察した獣医のオフィスでは「シェルターにいる他の犬達にも関心を持って」と呼びかけている。

ちなみに全米では、昨年10月にも北東部のミシガン州で安楽死処分となったロットワイラー犬が生き返り、新しい飼い主の元で幸せに暮らしている。
画像=newson6.com (KWTV)より
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)