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リコー ファクスやスキャン文書を統一してワークフローを実現する文書業務処理システム「Ridoc Smart Director」を発売

ファクス受発注や情報交換というビジネススタイルは、すでに過去のものとなっているように思われるが、あらかじめ定型化された様式に数字を書き込んで送るだけで発注が完了するという手軽さは、Web全盛の現在でも欠かせない。
そこで、リコーは、ファクス受発注業務や図面管理業務など文書の編集を伴うワークフローを効率化する文書業務処理システム「Ridoc Smart Director(リドック スマート ディレクター)」を新発売する。

本システムでは、デジタル複合機(MFP)「imagio MPシリーズ」でファクスを受信すると、PC画面上にポップアップが表示されることにより通知される。

新製品「Ridoc Smart Director」を起動すると、ファクス受信文書が表示され、相手先へのコメントや納期回答からファクス返信およびその文書の保管まで全てのステップをPC上で容易に行うことができる。

デジタル複合機(MFP)「imagio MPシリーズ」でスキャンした文書に対して、新製品「Ridoc Smart Director」の画面上で文書データを見ながら、プロパティ情報を設定することができる。

保管のルールをあらかじめ設定しておくことにより、「Ridoc Smart Director」を導入している担当者間での文書の共有や業務の進捗確認が可能となる。

また、MFPの操作パネル上で保管先やファイル名を容易に設定できる「imagio カンタン文書登録 V2」と組み合わせて活用することにより、作業効率はさらに向上する。

このほか、文書の格納場所・一覧・内容・プロパティおよび、検索ツールバーや次工程への業務処理ボタンを一画面で表示させ、快適な編集・操作を可能にした。

これらを組み合わせて高度な連携ソリューションを構築することも可能である。

ファクス受信文書を電子化したファイルと、紙文書をスキャンしたファイルに、それぞれプロパティを付けて、ワークフローに乗せることで、業務の進捗が一括してPCの画面上で表示されるので、緊急案件を優先処理したり、再照会案件を担当部署に差し戻したりといった流れを可視化することができる。

「Ridoc Smart Director」の活用により、オフィスのペーパーレス化と業務能率向上に資することが期待される。

標準価格(消費税別)は、1ライセンス 19,800円が基本となり、追加5ライセンスで62,000円、追加10ライセンス 113,000円といった価格体系になっている。

発売日は、2011年2月25日となっている。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)