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PC機器の導入をスムースに行うPC導入支援カスタマイズサービス」提供開始 サードウェーブ

コンプライアンス確保という言葉だけが先行していて、何をどうすれば良いのかという具体策は、経営層もミドル管理層もはっきりとは見えていないことがあるようだ。
例えばパソコン周りに関していえば、パソコンとそこにインストールされているソフトウェアが、台帳と一対一で突合されており、また、調達契約の内容とも整合性が確認できることがそれに当たる。
しかし、こうした当然やっておくべき作業ほど、実際に行うとなると多大な手間がかかるのが実態である。
そこで、サードウェーブは、2011年2月14日(月)より、法人のユーザー向けに「PC導入支援カスタマイズサービス」の提供を開始した。

「法人向けPC導入支援カスタマイズサービス」メニューは、まず、「セットアップ軽減サービス」として、各種機器へのアプリケーションインストールや、デバイス設定作業軽減のための、システムディスクマスターコピー、HDD領域設定変更を行う。

また、「資産管理支援サービス」として、ユーザー企業指定の銘板貼付や、管理シール貼付等の外装貼付を行う。

さらに、「内部設定・内部情報管理サービス」として、システムのMACアドレス管理記録、BIOSリビジョン固定、BIOSブート順位設定を行う。

リースなどの機器納入業者は、依頼して契約すればキッティングまでは行ってくれるが、資産管理に関する作業までは行ってくれない。

そこで、システム担当部門が自ら行うことになると、管理負担が膨大なものとなり、手が回らない部分から疎漏が生じ、そこからコンプライアンス違反を引き起こしやすい。

同社のサービスの導入に当たっては、機器納入業者との連携を図ってもらうことで、効果は大きくなるだろう。

キッティング作業からカスタマイズ作業までを外部業者に任せて、資産台帳と完全に整合の取れたシステム環境を構築することで、コンプライアンスの確保を図ることができるだろう。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)