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PFU アドインの導入でクラウド連携を実現するネットワークスキャナ「ScanSnap N1800」を発売

オフィスにおける紙文書の電子化においては、ネットワークスキャナを活用した各社員の地道な作業が必要となるが、一歩進んでドキュメントのシームレスな活用を図るため、各種クラウドサービスや業務システムとの連携機能が求められるところである。
今般、PFUからオフィスで簡単に使えるドキュメントスキャナ ScanSnap(スキャンスナップ)のクラウド連携を実現する新製品「N1800」を、2011年2月25日より販売開始する。

本製品は、8.4インチXGAの大画面タッチパネルを使った目的毎の「ワンプッシュ」操作を基本とし、簡単操作で毎分20枚/40面(カラーA4縦 200/300dpi時)の高速読み取りが可能である。

また、ScanSnapシリーズ共通の自動化機能を搭載しており、読み取り結果も大画面タッチパネルで確認できるので、ユーザーは、事前の仕分けや再読み取りの必要がない。

さらに文字入力が必要な場面でも「ソフトウェアキーボード」機能を搭載しているので、ユーザーは、スキャナを使って行いたい作業全てを本製品上で簡単に完了させることができる。

クラウドサービスと連携できるネットワークスキャナ本製品は、「メール送信」「ファイル保存」「印刷」といった予め用意された機能に加えて、本製品専用のアプリケーション(アドイン)を組み込むことで、機能を拡張できる。

まず第一弾として2011年4月1日にGoogleドキュメント用アドインが提供される予定だ。

今後もSalesforce CRMなどのクラウドサービスとの連携機能アドインを提供することで本製品の機能拡張が図られる。

さらに、大規模なネットワークにおける認証環境(LDAP/LDAPS)や、FAXサーバ、マイクロソフト社製 Exchange Server、SharePointといったアプリケーションサーバと組み合わせることも可能である。

自社のシステムに適合した連携イメージを描き、それに沿ったアドインの導入または自社開発アドインの組み込みにより、スキャニングしたドキュメントファイルを必要部署にメールしたり、系統立ててファイルサーバに蓄積したり、業務システムに転送したりといった自動化が可能になる。

オフィスにおいては、紙ドキュメントがいつまでも紙のままで埋もれていたり、電子ドキュメントが閲覧性の悪い状態で社員のPC内に埋もれていたりすることがある。

情報としてのドキュメントの閲覧性と流通性を高めるために、本製品を中心としたシステム構築を行うことで、ビジネススピードと生産性の向上に資することができるソリューションとなるであろう。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)