そのセクシャルな言動がどんどんエスカレートしていて、もう止まらないリアーナ(22)。このほどリリースされた新ミュージックビデオ「S&M」では、ムチを手にボンデージ衣装でSM女王様に変身したものの、その映像がエロ過激すぎると批判を受け、ビデオは世界11か国で放送禁止となってしまった。
「S&M」はリアーナの大ヒットアルバム「LOUD(ラウド)」の中に収められた1曲で、新たにPVがリリースされたばかり。ビデオでは「♪私は悪い女かもしれないけど、アレ(It)は完璧に得意なの(中略)ムチと鎖は私を興奮させる」というセクシャルな歌詞に合わせて、縄で縛られたリアーナが腰をくねらせながら歌う。また、白いラテックスのボンデージ衣装に身を包んで共演者にムチをペチペチと振り下ろしたり、男性に犬の首輪をつけて四つん這いに歩かせている場面もあり。「S」と「M」両行為を楽しむリアーナを全面的にフィーチャーしたビデオで、これでは「青少年に悪影響!」と眉をひそめられてしまうのも無理はない。
英BBCラジオ1では「歌詞が過激すぎる」として、午後7時前には同曲の放送を禁止する措置をとった。またYouTubeでも視聴前に18歳以上であることを証明しなければ、映像が見られないようになっている。MTVでは昼間放送できるように、ビデオの再編集を検討したが、結局そのまま流すことになった。
リアーナはこれを受けてTwitterで「Rihannanow.com にアクセスすれば、ビデオがフラッグされていない状態でみられるよ。」とコメントしているほか、「S&M」の各国チャートインを喜んでばかり。つまり、本人はこの放送禁止騒ぎをまったく気にしてない様子。
しかしこのビデオ、一部では“失敗作”との酷評も。英音楽誌のオンラインサイトNME.comは「レディー・ガガの成功を追い越せと思って作ったビデオだと思うが、ただグロテスクなだけでエロくもなんともない。ありふれたイメージをぎっしりと詰め込んでいて、話題作りとウケを哀れに狙っただけのシロモノ。」とこのビデオをバッサリ。
「エロか駄作か」気になる人は、ぜひご自分で確かめてみてはどうか。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)