こんにちは 占い鑑定士の飛鳥 銘です。
私は、「運命の人探し」という鑑定メニューをやっていますが、もちろんお客様の大半は独身女性とはいえ、たまには親御さんからの代理鑑定依頼もあって、その場合の鑑定はたいてい息子さんのことです。本当に気の毒だなと思います。親御さんがではなくて、その息子さんがです。今日は二重のプレッシャーにさらされている独身男性のことを書きたいと思います。
世間では、年長者が若者に対して「今の若者は覇気がない。エネルギーがない」と文句を言い、さらに独身若者世代同士だと、女性が男性に対して「今の男子は覇気がない。エネルギーがない」と文句を言う構図になっているようです。
だから非婚が増えているという結論で、若い男性に責任をなすりつけているわけですが、事実はむしろ逆であろうと思われます。
親御さんの代理婚活の件ですが、タテマエ上、息子のことを案じていることになっているものの、自分の気持ちほどアテにならないものはありません。
親孝行な息子と、気立ての良い嫁、カワイイ孫に囲まれて悠々自適な老後を過ごしている、人もうらやむ幸せな老夫婦の姿を、世間様に自慢したい親の都合のほうが見えてしまうわけです。
娘の代理婚活のほうが少ない(私にはそのように見えます)のは、娘は他家に嫁ぐものだから、あまりアテにはできないし、独身のままでいてくれたら、老後の面倒を見てもらえるので、それなりに都合がよいからではないかと思われます。
とにかく、婚活だとか草食だとか考える前に、若い独身男性は親からの期待と女性からの期待に押しつぶされて、自分の人生を考える余裕もないのは困ります。
まず、独身男性が「自分の人生」をゆっくり設計できる余裕を持てるように周囲がサポートしてあげるほうが、長い目で見て結婚事情も改善すると思われます。
どうぞ皆さま、ステキな週末をお過ごしください。
(TechinsightJapan編集部 飛鳥 銘)