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正月三が日は何もしないで過ごす人も、元日から出勤の人も、年賀状の整理は欠かせない。
特に「年賀状でしか付き合いのない人」が、いつのまにか引っ越ししていたりすると、住所録の再整理が必要になる。そこで活躍するのがpcCircle 住所検索 adZipである。

pcCircle 住所検索 adZipは、住所録ソフトではなく、住所検索ソフトである。

ネットショッピングなどで、郵便番号を入力すると対応する住所を途中まで表示してくれるが、この機能をローカルでも実現するととともに、その逆検索、つまり住所から郵便番号を検索したり、政令指定都市の区名を検索してくれるツールだ。

こうした機能は、有料の高機能年賀状ソフトに搭載されているが、フリーウェアでの提供は非常にありがたい。

たとえば、「東京都」「豊島区」だけで入力すると、池袋、巣鴨などの候補に加えて、サンシャイン60などの施設名も候補が表示される。

該当する住所を選ぶと、それに対応する郵便番号までが表示されるので、以下地番枝番を入力すれば住所がすべて表示される。

この表示結果を、愛用の住所録管理ソフトにコピー＆ペーストすればよい。

もちろん、郵便番号がわかっていれば、それが一番簡単であるが、わからなくても断片的情報から絞り込めるのが嬉しい。

このソフトは、単体としてのみならずDLLやVBAとしても提供されるので、エクセルで住所録管理をしている人はVBAとして利用でき、住所録ソフトの作成者は入力保管機能としてDLLを利用できる。

願わくは、他の住所録ソフトが、この機能を取り込んでバージョンアップしてくれれば、市販ソフトがなくても効率的な住所管理が可能になるだろう。
（TechinsightJapan編集部　真田裕一）