アメリカ北東部のオハイオ州のコロンバスで、ホームレスの男性の美声が一躍有名になっている。

有名になっているホームレスの男性はテッド・ウィリアムズさん。彼はコロンバスの路上で、「神の与えた声」と書いたダンボールを手に持ち、道行く人々にその美声を披露し日銭を稼ぐホームレスだった。彼の美声に注目した地元新聞コロンバス・ディスパッチ紙が彼を取材し、今月3日に同紙のウェブサイト上で公開。その動画は動画投稿サイト「ユーチューブ」にコピーされ、その美声に感動した人々のツイッターやFacebookなどを通じて評判が瞬く間に広まった。

ウィリアムズさんはニューヨーク生まれで一時はラジオのアナウンサーを目指したが、飲酒やドラッグに溺れるようになってしまったという。しかしインターネットを通じて広まった彼の美声は、NBAクリーブランド・キャバリアーズなどのいくつかの企業から、ナレーションやアナウンスなどの仕事のオファーが引きもきらない状況だという。

まさに一夜にして有名になったウィリアムズさんは、英国のオーディション番組から世界的スターになった女性歌手スーザン・ボイルになったような気分だと話しているという。
（TechinsightJapan編集部　CHIKAKO）