12月は「師走」という古語のとおり、あっという間に過ぎ去る。しかも師走は仕事もおおむね忙しい。
「そろそろ年賀状も書かなきゃな~」と思っているとあっという間に大晦日になってあわてることになる。
そうならないために、iPhoneがあればすぐに作れて、自宅まで配送してくれるアプリ【50円年賀状】を紹介したい。
【50円年賀状】は、iPhone上でデザインテンプレートに写真をはめ込み、差出人登録をして送信するだけで、プリントして自宅まで送ってくれるサービス(AppStore http://itunes.apple.com/jp/app/id403645963?mt=8/?tad/ 、公式サイト https://netprint.co.jp/main/iphone_postcard/?tad/ )だ。
【50円年賀状】の“超お手軽”年賀状作成手順を紹介しよう。
たとえば、親戚宛て用に子どもの写真を使った年賀状を作るとする。
まずは豊富なテンプレートの中から、「写真入り誕生タイプ」を選ぶ。
すると、「写真1枚タイプ」や「写真複数タイプ」、「ゴージャス」などのタイプ別分類が出るので、まずはどのタイプにするか、じっくり選んでみよう。
テンプレートが決まったら、まずはそこでいったん中断しておいて、家族に相談するのがよいだろう。途中までの作業は保存されているので、あとから再開することができるからである。
子どものベストショットをiPhoneの写真コレクションから相談して選ぼう。もしこれといったものがなければ、新しく写してもよいだろう。
【50円年賀状】の優れた点のひとつは、優れた写真トリミング機能にある。iPhoneで撮影した人物写真なら、ほとんどデフォルトのままでベストなトリミングが行われる。
はめ込む写真が決まったら、差出人登録をする。あとは枚数を指定してアップロードするだけだ。
【50円年賀状】の作成の仕方は、こちらの動画でもわかりやすく説明されている。 http://www.youtube.com/watch?v=Rqmgh-YJCPE
1週間ほどで、年賀状が自宅に届く。宛名書きをして、一言メッセージを添えるなどして投函すればよい。
印刷料金は1枚当たり50円からとなっており、10枚単位という小ロットで印刷できるのが嬉しい。10枚印刷ならば500円で済んでしまう(ハガキ代は別途必要)。一般のDEPO店などで印刷オーダーすると、版下代込みで最低でも数千円からになってしまうのが普通なので、このコストパフォーマンスの良さは素晴らしい。低価格ながら「本物の写真」をハガキに貼り付ける「銀塩写真方式」なのだから、そのクオリティーはお墨付きだ。
ここで古くからのパソコンユーザーなら、「印刷代をかけるくらいなら、年賀状ぐらい自分のパソコンでこだわりのデザインをプリントしてやる」と思うかもしれない。しかし、写真クオリティーのプリントを自宅のインクジェットプリンターで印刷するのは、極めて難しい。1枚あたり数分もかけて印刷しなければならないので、100枚プリントするのに半日はかかる。どうしても休日を使って印刷作業をしなければならず、ついつい先延ばしになってしまうし、インク代やヘッドの損耗などのコストを考えると、【50円年賀状】でササッと印刷を済ましてしまった方が安くて早いことになる。
決済方法は、クレジットカード、代引きなどが使える。
アプリの提供価格はもちろん無料である。
まずはインストールしてみて、会社の昼休みなどの空いた時間を利用してデザインを決めて送信してみると良いだろう。
デザインテンプレートは、なんと600種類もあり、毎週木曜日には新デザインが追加される。写真なしでも気軽に作成できる「ハガキ直接印刷タイプ」や、モノクロのビジネスタイプなどのテンプレートも用意されており、特に嬉しいのが「転居挨拶兼用」のテンプレートがたくさんあることだ。あらためて文書を書かなくても、テンプレートデフォルトだけで転居挨拶ができる。
サービス提供元のネットプリントジャパンでは、Web上からの入稿も受付しているので、iPhoneを持っていないユーザーは、Web上からでもデザイン入稿ができる。
賢く使い分けて、今年も元日到着でステキな年賀状を送りたいものである。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)