こんにちは　占い鑑定士の飛鳥　銘です。
世の中、なんでも「○活」と、”活”を付ければビジネスになるというので、最近では「縁活」などという、開運活動まであるそうです。
あちこちのパワースポット巡りをするそうなのですが、特に負担にならなくて楽しいのであれば、大いにやって頂いて結構だと思います。
さて、それでは占い師から見て「運」や「縁」の力はどのくらいかと申しますと、実は全体の1割程度しかありません。残り9割は何かというと、「段取り3割/要領3割/やる気（愛情）3割」というのが正直なところです。

仕事を例に取ると分かりやすいのですが、到底達成できそうにない営業目標を掲げて、そのための段取りも、責任の所在も明確でなく、ひたすら努力とかやる気だけを強調する会社がときどき存在するようです。

結局、目標は達成できないので、みんなで「達成できない理由」を考えて、上司に報告。
上司は「来年こそは目標達成」と言って、反省会という名の打ち上げをして、終わり。誰も責任を取らないという構図があります。

これは、百人に一人しかいないような高条件の男性を「理想の結婚相手」として設定して、合コンなどに参加し、結果「いい男がいない」ということで「来年こそはガンバロー」と言っている女子会とどこか似ています。

最初から、達成できそうな目標を立てて、それが実現できなかったときの責任の所在を明らかにしておけば、メンバーは目標達成のための「段取り」を綿密に練って、どうすれば達成できるかという「要領」を決められますので、あとは3割程度の「やる気」で達成できることも多いのです。

それを明確にすれば良いだけなのですが、会社でも恋愛・結婚でもこれを「妥協」とか「弱気」とか呼んで嫌う傾向があります。

もちろん理想をきちんと決めておくことは大事ですが、できればその前に「段取り」をやっておくことが必要です。

このコラムは、恋愛/結婚コラムですので、恋愛の段取りを紹介すれば、あまり発展性のない人間関係は清算して、逆に今まで疎遠だった人との関係を見直してみる。それもできるだけ若いうちに。これだけでもずいぶん違います。

「段取り」と「要領」が整って、あとはやる気さえあれば、縁（運）の力も最大限に発揮されるでしょう。

くれぐれも、「運頼み」4割「やる気」6割というようなことのないようにしてほしいと思います。
恋愛がうまくいかない人の多くが、これに近い配分になっているように見受けられますので。

どうぞ皆様ステキな週末をお過ごしください。
（TechinsightJapan編集部　飛鳥　銘）