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今年、ロサンゼルス郡で発生した殺人件数は300件を下回り、約40年ぶりに最低を記録した。ロサンゼルス・タイムズが26日伝えている。
ロサンゼルス市警察署が26日発表したところによると、2010年殺人発生件数は291件で、1967年の292件以来最も少ない数字を示した。1,092件だった1992年から75%も減少している。また、ロサンゼルス保安局が管轄する他の郡や都市でも40%近く減少したという。
ロサンゼルス市内でも治安の悪化が顕著だったウェストアダムズ付近は、年末までに何事もなければ、今年の殺人の犠牲者は1人も出ないことになる。また、サウスロサンゼルス地区も、2007年は15件発生したが今までのところ3件と減少した。さらに殺人をはじめとするレイプ、強盗などの凶悪犯罪で今月18日までにロサンゼルス市警に通報されたものは、前年から比べ11%減少している。
アナリストは「殺人犯罪の減少理由として幾つもの要素が挙げられるが、大きな割合を占めるギャング関連の抗争で、ギャングを抜けたメンバーに教育を施しライバルとの折衝に当たらせるなど、様々なギャング対策が功を奏してきたのではないか」と述べている。
しかし、近年の不況から警官数や残業の削減など警官自身が疲弊しており、いつ犯罪が増加してもおかしくないと懸念する声も多い。
(TechinsightJapan編集部 あきながまさこ)