イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】アンジェリーナ・ジョリー監督、新作サラエボ・ロケは大幅に日程縮小。安全上の理由か。

自身がメガホンをとり、ボスニア紛争下の男女の純愛を描くヒューマン・ドラマを、ハンガリー・ブダペストで撮り続けていたアンジェリーナ・ジョリー(35)。いよいよロケは17日から、ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボに移ったのだが…。

ボスニア・ヘルツェゴビナは、ユーゴスラビアから独立する際ボシュニャク人、クロアチア人、セルビア人の間で大きな争いが起きた。この「ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争」の最中に、民族・文化の壁を超えて愛し合った男女を扱った映画をアンジーは撮っている。

いまだに地雷が埋まり、武器が横行し、テロが発生するこの国での撮影は難しいものがあるが、アンジーはプロデューサーらと共にサラエボ当局に対する撮影許可の申請を続け、先月それが受理されていた。

ところが当局が再三警告を発した通り、身の危険を感じさせるような不安な問題が起きたのか、当初10日を予定してたスケジュールを3~4日に切り上げ、またアンジーのセット入りはわずかなものに限定すると、この度プロデューサーのエディン・サルキッツ氏が発表した。

実は、“レイプ被害にあった女性がその男に惚れ、肉体関係を持ち続ける” というのが最初に流れた撮影シーンの情報であった。これを聞きつけた「レイプ被害者の会」の女性たちが当局に猛抗議し、情報に誤りがあると判明したものの印象の悪さは拭えなかった。

世界平和を願い、第三国支援に余念のないアンジーのこと、恐らくこの映画制作の根底には、大きなお金をボスニア・ヘルツェゴビナに落としてあげたいという趣旨があったはずだが、少し残念な話である。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)