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GPSとコンパスを利用した高機能なiPhoneカメラアプリ 「ProCamera」

最新のiPhoneには、経緯情報を表示できるコンパス機能が実装されているが、この経緯情報つまり自分の目の前が、東西南北どちらを向いているかを利用できるアプリはこれまで存在していなかった。しかし、Daemgen.net(本社:ドイツ、マンハイム) は、高機能iPhoneカメラアプリ「ProCamera」に写真を撮影した方向を記録できる機能を追加した新バージョンをリリースした。
これによって、写真に位置と方向を示すタグを埋め込むことができ、さまざまな応用が可能になる。

「ProCamera 2.95」では、EXIF(Exchangeable image file format)情報や位置情報に加えて、コンパスの方向情報を写真と一緒に保存することができる。

この機能によって、ユーザーは撮影した写真の位置だけでなく、撮影した方角を記録、参照することができる。

ProCameraバージョン2.95は、App Storeで350円で販売されている。
すでに購入しているユーザーは無料で新しいバージョンをダウンロードできる。

ProCameraには、この新しいジオタグ機能以外に、撮影前、撮影中、撮影後に利用できる写真やビデオの加工機能がある。

例えば、イメージスタビライザーは写真のピンぼけを防止し、質の高いイメージを生成する。

フォトスタジオでは、暗い場所で撮影された写真を簡単に明るいイメージにすることができる。上級ユーザーはエキスパートモードで、フォーカスや露出、ホワイトバランスを自由に調整することができる。

なお、最新バージョンを利用するには、iOS 4.0以上が稼動しているiPhone 3G、iPhone 3GS、iPhone 4または第4世代iPod Touchが必要。

EXIFジオデータ機能はiOS 4.1以上が必要となるので、iOSのバージョンアップも併せて行っておく必要がある。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)