11月11日、スクウェア・エニックスはPC用MMORPG『ファイナルファンタジー14』の今後の大規模バージョンアップに関する情報を公開した。ネット上ではユーザーからの評価が低かった本作。少しずつでも信頼を取り戻す事はできるか?
今回は11月下旬と12月中旬のバージョンアップ内容に加え、それに続くバージョンアップ予定内容も同時に公開されている。その中で開発チームが重要視している部分として、「快適なプレイ環境の実現」「目標と導線の追加」「目的をもったコミュニティの確立」の3点を挙げ、細部に渡る相当数の調整が予定されている事がわかる。
「快適なプレイ環境の実現」という点では、各エリアを複数のサーバーで分割する処理を行い負荷を分散させる事や、キーボード・マウス専用のUIを作り直すとされている。「目標と導線の追加」では、特技ランク20までに必要な修練値の引き下げやNMの追加、アイテムサーチを導入。「目的をもったコミュニティの確立」では、リンクシェル以上の繋がりと目的を持ったコミュニティを作る機能「カンパニー」の導入が挙げられている。
また、ユーザーからの全ての不満を一度に対応する事は無理だとしながらも、今後のバージョンアップでまずは上記3点を達成し、今回公開された内容以外の要望にも応えられるようにするとしている。
9月22日の先行サービス開始以降、お世辞にもプレイヤーの評価が高いとは言えない本作。本来発売前に修正・調整しておくべきと言われている部分もあるものの、今後のバージョンアップでどれだけユーザーの信頼を取り戻せるかが巻き返しのカギとなりそうだ。
(TechinsightJapan編集部 林 裕之)