何かとお騒がせが続き、リハビリ入りは今回で5度目。すっかり “汚れたアイドル” と化したリンジー・ローハン(24)の様子に、マイリー・サイラス(17)の両親が、「いずれはうちの娘も」と心配を口にしているそうだ。
昨年の収入は40億円超、『フォーブス』誌の最も稼いだセレブ・ランキングの29位に輝いた、ティーンNo.1アイドルのマイリー。カントリー歌手の父ビリー・レイの稼ぎの比ではない。
17歳とは言え、恋人とのベタベタした交際もオープンにしており、クラビングも開始した。今彼女の人生はすべて思いのまま、怖いものナシであろう。
これまで暮らした家から数十メートルの距離に、18歳の誕生日を迎えてから入居という条件で一人暮らし用の家を購入したマイリーに、やはり両親は心配している様子だ。HollywoodLife.comに母レティシアさんの友人は、このように語っている。
「家族の中でもマイリーは特別な存在。カリスマですから誰もノーとは言えません。言ったところで通用しない。結局マイリーの主張が通るだけです。」
「マイリーはとってもいい子。でもすっかり派手路線になってしまい、限界を知らずに突き進んでいる。第二のリンジー・ローハンになり、結局はアイドルから転落して人生ボロボロになるんじゃないかと両親も心配していますよ。」
だが世間の人々はリンジーについてもマイリーについても、「両親がシッカリ躾をしないからだ」と言い、保護者としての監督の問題だと片づけてしまう傾向にある。だがそれとも少し違うのではないだろうか。
ややもすると、加速的に派手になるのがティーン・アイドル。基本的に目立ちたがり屋で派手好きな性格のはずである。そんな彼女らに “大人っぽいセクシーさ” の演出方法を教え、促すのは、親ではなく仕事関係者や周囲の年長者らである。
ブリトニー・スピアーズの母リンさんは自伝の中で、娘の肌の露出度が増えていく様子に、関係者に苛立ちや不安をぶつけたところ、“今時のアイドルはセクシーさが求められている” と一笑され、涙を呑んだと綴っている。
マイリーもずいぶん長いことホーム・スクールで学んでいるが、“学業に支障が出るから” という言葉は聞かれたためしがない。これはブリトニー、リンジーにも共通して言えよう。
一方、ダコタ・ファニングやエマ・ワトソンのように、エンタメの世界に早い時期から入ってもとにかく学校に通い、どんなに売れようと節目の時期に仕事は入れず、大学に進学をすることを家庭内で決めているケースもある。
ティーン・アイドルをど派手セクシー路線にさせたくなかったら、躾云々よりやはり「学業優先」、「退学を食らうようなカッコウは許されない」といった言葉で縛っておくことが、やはり大事なのではないかとふと思う。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)