こんにちは 占い鑑定士の飛鳥 銘です。
今や女性誌でも定番となった、この質問に対する答えは、男性視点でちょっと見るならば実に明快なのですが、なかなか女性には分からないようなので、「唯一の」とまではいきませんが、かなり近い筋の答えを紹介してみたいと思います。
歴史的に「嫁の務め」というのを調べてみると、「良妻賢母」などというスタイル自体は明治以降に出てきた考えで、それ以前は「夫、姑、舅に尽くすこと」が全てでした。
「そんなのは封建的な考えだ」というのは、確かにそのとおりなのですが、封建的だからといって全て否定されるべきとまでは言えません。
時代は変わっても、長年の伝統は暗黙のうちに残っていますから、これに明治以降の良妻賢母任務が加わり、平成に入ってからは男女共同参画任務が加わって、「嫁に要求されるスペック」は非常に上がっています。
はっきり言って、ほとんどの女性にとってかなり無理な要求だと思われますが、女性問題の旗を振っている人たちは、どうもその辺のことは考えていないようです。
そして、結婚に関して男性の一番の関心ごとは、自分の家(家系)を守ることなのです。
さしあたって、親の介護をどうするかは男性にとって切実な問題です。
また、30代に入った男性の多くは会社でのポジション取りに本気を出さねばリストラの対象になります。
こうした状況での結婚は男性にとってもかなり無理のある話で、ここに女性のステップアップとしての結婚を持ち出されても、とても引き受けられないというのが、ホンネのようです。
「どうして彼は結婚してくれないの?」という質問に対しては、「引き受けるだけの余裕がない」というのが平凡な答えになるでしょう。
せめて、女性が日頃から彼のお母さんの健康状態を気遣ったり、二人での将来を考えて、女性も仕事に精を出して貯金をすることなどを志していれば、おのずと彼の見る目も変わってきます。
本当にいまは男女双方とも結婚に対するしきい値が上がっており、「結婚って大変なことなんだ」という共通認識ができれば、逆に結婚しやすい環境が整うと言ってもよいでしょう。
どうぞ皆さま、ステキな週末をお過ごしください。
(TechinsightJapan編集部 飛鳥 銘)