こんにちは 占い鑑定士の飛鳥 銘です。
仕事柄、ヒーリングとかセラピーをやっている人とのお付き合いが多いのですが、どうもこれからは「婚活疲れ」している女性へのケアのニーズが高まっているようです。
40年ほど前に「恋愛なんかやめておけ」という本があって話題になりましたが、とかく女性は流行に流されがちなので、誰か「婚活なんかやめておけ」という本を出して欲しいと私は願っています。
女性問題を研究している人にとっての女性の歴史は、とにかく男性社会の抑圧からの開放の歴史ですが、別の側面から見た女性の歴史は、マスメディアに踊らされてきた歴史だと言ってよいでしょう。
純愛が素晴らしいと言われれば純愛が賛美され、性の解放が新しいと言われればそっちに走り、非婚がカッコいいと言われたり。
シングルマザーがカッコいいと言われたかと思えば、DINKS(夫婦で稼いで子供がいない)がオシャレだと言われたり。
ついには、仕事も結婚も子供も全部欲しいと言ってみたかと思えば、やっぱり専業主婦が良いということで、「目指せセレブ妻」の婚活ブームと相成ります。
どういう生き方があっても良いのですが、自分の幸せはどこにあるかという視点が定まっていないと、この先も踊らされ続けることになります。
実は男性の生き方というのは、昔も今もあまり変わっていなくて、「定職に就いて社会に足場を固める」という生き方を選んでいれば、誰も非難する人はいないので、気楽ではあります。
そして、昔だって婚活は存在していました。どういう人と結婚するかというのは女性の最重要関心事でしたが、それを「婚活」とは呼ばなかっただけのことです。
ブームとしての「婚活」は、そろそろ終わりにしたほうがよいでしょう。もしやるにしても、もう少し自然体での婚活が求められます。
そして、私たち占い・セラピー関係者は、婚活疲れの方をどうやって癒して差し上げるかが、大きな課題になっているので、ますます忙しくなることでしょう。
これからの季節、独り身の方は何かと焦りがちになりますが、無理なさらずに過ごしていただきたいと思います。
どうぞ皆さま、ステキな週末をお過しください。
(TechinsightJapan編集部 飛鳥 銘)