writer : techinsight

【飛鳥 銘の鑑定日記】おケイコごとの悩ましい関係

こんにちは 占い鑑定士の飛鳥 銘です。

占い相談の内容というのは、年齢によっておおむねパターンが決まっています。
10代は勉強や性格のこと。20代~30代は仕事や恋愛/結婚(時には離婚)のこと。そして40代以降は健康運ということになっています。

ただ、年代問わず女性からはよくある相談でありながら、男性では絶対にあり得ないという相談があります。それは「自分にはどんな習い事が向いているか」ということです。

男性にとって、習い事というのは、何か目的があって勉強する必要が生じ、同時にそれが独学では到底太刀打ちできないと判断したときに、初めて行くものです。

一方、女性の場合は、「何かお稽古ごとがしたい」という発想が先にあって、そのために何を習いに行けばよいかと考えるようです。

実際、女性のお稽古にかける情熱は凄いものがあって、英会話でもフラメンコでも、お稽古ごとの上達それ自体を仕事にしているようなフシがあります。

これは歴史をひもといてみると、よく分かります。

昭和の初め頃の中産階級の子女たちにとって、お稽古ごとは、嫁入り道具のひとつであり、同時に戦争があった時代ですから、万が一嫁ぎ先で夫が死んだ場合、技能や芸事で身を立てて子どもを育て上げるための非常手段としての意味があったようです。

その意味で、女性にとってお稽古ごとは立派な仕事なのです。「イマドキ、そんなの古い」と思うかもしれませんが、いくら女性の社会進出が進んでも、こうした伝統というものは、消え去ったわけではありません。

ところが、男性にとっては「通訳ひとつできるようにならない英会話レッスン」などというのは遊びだとしか考えていません。

だから、男性が忙しい仕事のスケジュールを調整してデートの時間を作ったら、女性から「その日は英会話レッスンの日だからダメ」と一発で却下されると、かなり頭に来るようです。

女性にとっては、英会話レッスンは「仕事」ですから、当然だと思っているのですが、この辺でどうも男女のすれ違いがあるようです。

さらに、婚活プロフィールで、「英会話とゴスペルを習っていまーす」という感じで、アクティブさをアピールしている人がよくいますが、男性から見ると「遊んでばかりいる人」としか映らないことが多いようです。

これに加えて「海外旅行が趣味でーす」と来ると、「やたらと金のかかる人」になってしまい、マイナス要因にしかなりません。

このすれ違いは、男性にとっても女性にとっても、それぞれ歴史と事情があるので、なかなかすり合わせは難しく、占い師の私にとっても非常に悩ましい事柄の一つなのです。

今週は結論も何もなくて、大変申し訳ありません。

どうぞ皆さま、ステキな三連休をお過ごしください。
(TechinsightJapan編集部 飛鳥 銘)