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【パソコン快適活用術】マルチデバイスによる最新ブックマーク管理術

ブラウザのブックマーク管理機能は、あとからちょっと読むために登録したサイトのブックマークも、頻繁に閲覧するサイトのブックマークも優先順位なしで登録されるので、乱雑になりがちであった。
そこで今回は、各種Webサービスを使って、「なるべくブックマークを増やさない」ためのブックマーク管理術について紹介したい。

かつては、増え続ける一方のブックマークをいかにして複数のデバイスで効率的に管理するかを巡って、いろいろなアイディアやサービスが出されてきた。

オンラインブックマークサービスやWebのキャッシュをメールで転送するサービスなど、さまざまな方法が考案されてきたところである。

今回、Web閲覧環境として、会社ではWindowsパソコン、通勤時間や旅行時にはiPhone、自宅ではMacというマルチデバイス環境を想定してみる。

この3つのデバイスでブックマークを同期するために、オンラインストレージサービスDropboxを使うという方法もあるが、Webクリップ機能を持つWebサービスEvernoteが提供されたことで、ブックマーク管理術は大きく変わったと言える。

閲覧するサイトの「使い方」によって、次のように仕分けしてみるのが良いであろう。

(1)あとでじっくり読みたいニュースやブログは、EvernoteにWebクリップとして保存する。
(2)継続して読みたいニュースサイトやブログはRSSリーダーで購読する。Google ReaderなどのWeb型RSSリーダーを使用し、そのURLはブラウザのブックマークツールバーに登録する。
(3)頻繁にアクセスするサイトは、ブラウザのブックマークツールバーに登録する。
(4)情報量が非常に多いサイトは、適宜PDF化してDropbox上のフォルダに保存する。
(5)「JNB」や「Mac」など、少ない文字列で検索すればトップヒットするサイトは、ブックマーク管理を行わない。

これにより、ブックマークフォルダに保存するブックマークをごく少なくすることができる。

おそらく、ブックマークとして引き続き管理しなければならないのは各種ショッピングサイトがメインになるであろう。

それらのブックマークは、定期的にプロファイル保存フォルダを同期して、複数デバイスで整合性を取ることが推奨される。

またEvernoteに保存したWebクリップは適宜、削除したり別形式でローカルに保存したりといった管理をする必要もあるだろう。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)