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クラウドコンピューティングによる監視カメラサービス システム・ケイ

クラウドコンピューティングと言えば、IT業界の一大トレンドであり、コンピューターの大売り出し必殺タームとなっているが、ユーザー側にとって重要なのは、いかに機器の構築に手間をかけずにサービスだけを享受するかという、ソフトウェアの実装も含めた提供形態である。
その意味で、今回紹介するクラウドコンピューティングによる監視カメラサービスは、カメラのレンタルとインターネット環境があるだけで、いつでもどこでも対象箇所が監視できる非常に良いサービスと言えるだろう。

株式会社システム・ケイは、ネットワークカメラを利用して、離れた場所からでもパソコンやスマートフォンで会社や自宅等の様子を見守ることができる「クラウドカメラ」サービスを初期費用無料のレンタル方式で開始した。従来の複雑なカメラやルーターのIPやDNS設定などが不要であり、ネットワークカメラを接続するだけで、暗号化された映像を、安心・安全・簡単にすぐ利用できる月額契約サービスである。

カメラやルーターのIPアドレスやポート設定が必要なく、ケーブルをつなぐだけで、すぐに利用開始できる。(無線LANでのカメラ利用も可能) つなぐだけで自動的に暗号化画像を見ることができる。

ライブ画像の閲覧機能として、スマートフォンやパソコンから、カメラ映像を確認できるほか、カメラの遠隔操作機能として、スマートフォンやパソコンからカメラをパンチルト操作できる。

カメラのセンサー検知時には、任意に登録するメールアドレス宛にメールで通知され、サーバーに自動保存されている画像を確認できる。

検知画像は大きなVGAサイズ(640×480)でセンターサーバーに保存するので、必要時にいつでも解析できるのも強みである。

初期導入費用は無料。固定カメラの月額費用は税込で3,965円(2台目契約2,495円)、パンチルトカメラの月額費用は税込で 4,700円(2台目契約3,230円)となっている。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)